『三匹のおっさん3』スタートでテレ東は「冬のおっさん祭り」
2017/01/20 06:30
テレビ東京の人気ドラマシリーズ「三匹のおっさん」の第3弾『三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~』(以下、『三匹のおっさん3』)が、今夜8時からスタートする。
同作は、主人公のキヨ(清田清一役:北大路欣也)・シゲ(立花重雄役:泉谷しげる)・ノリ(有村則夫役:志賀廣太郎)の「三匹のおっさん」が、街の平和を乱す悪人を成敗する、勧善懲悪ものとしての痛快さが魅力。
また、親子三代と周囲の人々それぞれが抱える悩みや問題を、家族・友人同士の絆で解決するハートウォーミングな展開が、幅広い層の支持を集めているのも特徴のひとつだ。
同シリーズはこれまで、有川浩の人気小説『三匹のおっさん』『三匹のおっさん ふたたび』を原作とした、『三匹のおっさん〜正義の味方、見参!!〜』が2014年冬クールで人気を集め、翌年春クールでから『三匹のおっさん2〜正義の味方、ふたたび!!〜』が製作・放映された。
前作『三匹のおっさん2』でも、ほとんどがオリジナル脚本だったが、今回のシリーズは原作者の有川監修のもと、江頭美智留・鈴木聡・森ハヤシ・深沢正樹の4人の脚本家がアンソロジーのようなスタイルで作品を盛り上げるという。
■三匹の強さ健在
一足早く第1話の試写を観たが、事件の内容は民泊詐欺。前作に引き続き、社会問題をテーマにしつつ、互いを思い遣る父と娘の人間模様が絡まり、難しく構えることなく楽しめるストーリー展開になっている。
そしてもちろん、三匹の強さも健在。主演3人それぞれが魅力的な役者・キャラクターというのもあるが、やはり三匹が揃うことで生まれる強さと知恵の深さが、とても心地よく映るのだ。
『三匹のおっさん3』を含めシリーズの企画を担当しているホリプロ・井上竜太プロデューサーに、今回の作品について聞いた。
「今回は4人の脚本家が担当しますが、原作の有川先生ともやり取りしながら『三匹』の世界観を大事にしています。
最初のシリーズに比べ、第2シリーズは少しバラエティ色のある展開もありましたけど、第3シリーズではこれまで以上に、感動をお届けしたい。『痛快で、泣ける』のバージョンアップができていると思うので、そこを期待してもらいたいですね」
――撮影の様子は?
「ホームドラマとして幅広い世代が愛してくださって、ロケ先では多くの方に声をかけていただくのですが、特にお子さんたち。『キヨさん』『シゲさん』『ノリさん』と役名で一生懸命、呼びかけてくれるんですよ。そういう経験はこのドラマをされるまでなかったそうで、3人ともとても嬉しそうです」
――祐希(キヨの孫役:大野拓朗)と早苗(ノリの娘役:三根梓)の恋は、進展する?
「早苗を溺愛する父・ノリさんが強敵なので、なかなか進まないですね。(笑)シーズンを重ねていく中で、将来的に2人が結婚するところまでたどり着けたら、嬉しいですけど…」
■#テレ東冬のおっさん祭り
同じ金曜日のテレビ東京系作品で、先週スタートした『バイプレイヤーズ』に「オッサン萌え」する人が続出する中、今度は『三匹のおっさん3』。「テレ東はオッサン祭を開催だな」と思っていたら…
本日、#三匹のおっさん の記者会見です!!#バイプレイヤーズ とともに #テレ東冬のおっさん祭り ということで 両番組よろしくお願いします(Y) pic.twitter.com/j8nI7wABos
— テレビ東京宣伝部 (@TVTOKYO_PR) January 15, 2017
ハッシュタグを作っていた。さすが、「#テレ東だろ」である。
金曜の夜は、8時から『三匹のおっさん3』で痛快かつ温かな人情物語を楽しみ。深夜には『バイプレイヤーズ』に萌える――そんな「#テレ東冬のおっさん祭り」が毎週開催されそうだ。
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