いまだ喫煙者天国の中国・上海 旅行するなら「ライター」に注意

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屋外全面禁煙の法制化が議題に上るなど、国内ではいよいよ肩身が狭くなってきた感がある喫煙者。しかし隣国の中国では、まだまだ天国ともいえる環境が残っているようだ。


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■基本的に喫煙OK

中国・上海では、飲食店や鉄道・バス車内、駅などで「禁煙」が明示されている場所以外なら、どこでも喫煙できるという印象。とりわけ路上での喫煙に対してはおおらかで、信号やバスを待つ間に路上でタバコを吸う人をたびたび見かける。

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日本でなら、周りで誰も吸う人がいない状況下では煙をくゆらせることに気を遣ってしまうが、上海ではお構いなしといったところ。屋外に置かれた椅子や大きな植木鉢では、腰掛けて休憩しながら雑談とともにタバコを楽しむ様子もよく見られる。

植木鉢を使う場合は、燃えさしを土に埋めて立ち去る場面もしばしば。しかし鉢の中に吸い殻の山は見られない。好意の市民あるいはそのために雇われた人が、定期的に掘り出して清掃している様子がうかがえた。

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宿泊施設も同様で、ダウンタウンのホテルでは「喫煙ルーム」を希望したにもかかわらず禁煙の表示がある部屋へ通され、灰皿が置いてあるケースも。こうなると、わけがわからない。

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■ライターへの厳しさに困惑

そんな喫煙者天国ともいえる中国だが、同国から出国する航空機ではライターを機内へ携行することができない。日本からの入国では、持ち込みを認められていたこともあってZippoをひとつ携行したが、日本へ持ち帰ることができなくなってしまった。

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愛用のZippoは限定品とあってぜひ持ち帰りたく、強気で交渉したところライター本体は没収になったが、デザインが施されている外枠だけは本体を抜き去ったあとで返してくれた。Zippoと同様の構造を持つライターなら、外枠だけでも交渉を試みたほうがいいかもしれない。

なお上海のダウンタウンでは、ライターを格安で売る店が路上で店開きしている。取り扱う商品の中には真偽のほどが定かではないブランド品も多く見られた。これほど多種多様なライターの入手をどこで行っているのだろうか。

空港では、出発1便あたり10個ではきかない数のライターが没収されているようだが、その後どこでどう処分されるのかを併せて考えると、気になるところではある。

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(取材・文/しらべぇ編集部・上泉純

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Sirabee編集部

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