ネット民もジワる「元旦1秒挿入」 2017年は普段より長いぞ

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(©ぱくたそ)

まもなく2017年の正月をむかえるが、今年の1月1日はいつもよりちょっと特別な出来事があることをご存知だろうか?

それは「うるう秒」の挿入である。正月が普段より1秒長いのだ。


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■一体どういう意味…?

総務省と国立研究開発法人情報通信研究機構が2016年7月に発表した報道資料には、

「2017年1月1日の午前8時59分59秒と午前9時00分00秒のあいだに『8時59分60秒』を挿入します」


と記載されている。「うるう秒」の調整は地球の回転観測を行なう国際機関「国際地球回転・基準系事業」(略称:IERS)が決定しており、これを受け世界中で一斉に調整が行われるという。

「うるう秒」実施の知らせを受け、日本でも「うるう秒」の挿入が決定。その日に翌年1月1日が選ばれたようだ。

元旦に調整が行なわれるのは、2008年以来じつに9年ぶり。

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■なぜ「うるう秒」が必要?

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(画像は「総務省_報道資料一覧」のスクリーンショット)

資料によると、かつては「天文時」から時刻が決められていたが、のちに「原子時計に基づく国際原子時」が用いられるようになり1秒の長さが高精度なものに。

「天文時に基づく時刻」と「原子時計に基づく時刻」にズレが生じるようになり、そのズレを0.9秒以内におさめるようにするため「うるう秒」の挿入が行なわれるという。


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■ネット民もザワつく

この知らせは、夏頃から総務省のホームページなどで発表されているが、ネット民のあいだでも世にも珍しい「1秒挿入」に戸惑いを隠せない人も。

https://twitter.com/takehirosan1209/status/811808763510280196

また、本来ならば存在しない時刻が発生することで、トラブルも懸念されている。

実際に、以前の挿入時には大手のソーシャルネットワーキングサービスで「うるう秒」が原因とされ数時間のシステム障害が確認されたという。

立場によって、さまざまな「8時59分60秒」を過ごすことになりそうだが、世にも珍しい幻の1秒を体感しながら過ごすのも良いだろう。

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(文/しらべぇ編集部・大木亜希子

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Sirabee編集部

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