若者ほど中毒の「こたつ」 しかし所有率の低さも顕著に
寒い日が続くと、恋しくなるこたつ。一度入ったら、出たくなくなるほどに魅力的なものである。
しらべぇ編集部では、全国の20〜60代のこたつを持っている男女586名に「自分はこたつ中毒だと思う」かの調査を行った。全体では24.6%の人が「こたつ中毒」と回答。
こたつをこよなく愛する人は、いつの時代にも存在するようだ。
■冷え性が多い女性に人気のこたつ
さらに掘り下げて、男女別でも見てみよう。
男性よりも女性のほうが、圧倒的に多い結果に。女性は冷え性が多いと言われているが、その辺りも関係しているのだろうか。
こたつが好きだと答えた、30代の女性は次のように語る。
「たしかに、私も冷え性ですね。真冬には、カイロを貼りまくっています。足をつっこんだだけですぐに暖まるこたつは、冷え性に悩む女性の強い味方なのかもしれません」
■若者はこたつジャンキー?
年代別では、ある年代を境に大きな差が。
20代から30代では、3割を超える高い割合である。しかし、40代以上は1割台と一気に少なくなるのだ。年とともに血行が悪くなり冷え性に悩まされそうだが、寒さに弱いのはむしろ若い層なのは驚きだ。
「エアコンの暖房を極力使わずに、こたつでしのぎ光熱費の節約をしている」(20代男性)
ただ種類や使い方によって、電気代もかなり変化するので注意が必要だ。
「寒い日はみんなこたつに集まるので、団らんができていいかなと思っています」(30代女性)
若い世代にこたつ中毒が多いのは、地球温暖化で寒さに慣れていないのもあるかもしれない。
■こたつの存在を脅かす存在が登場
今回の調査ではまず、20代〜60代の男女1,362名に「こたつを持っている」かを尋ねた。その結果は43.0%と、こたつ所持は半数にも満たないことが判明。冬の風物詩であるこたつだけに少々さみしい気もする。
「エアコンの暖房だけで、こたつは使わない」(30代女性)
「床暖房を導入しているので、こたつはいらない」(40代女性)
こたつも火鉢や囲炉裏のように、ノスタルジックなものになっていくのだろうか。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代のこたつを持っている男女586名 (有効回答数)
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