坂上忍が高齢者の免許剥奪に賛同「車ってやっぱり凶器」

今後ますます高齢化社会が進むことを考えるなら、現実から目を背けずに議論を続けていくべきだろう。

坂上忍

昨今、ニュースに取り上げられることが多い高齢者による自動車事故。

しらべぇでもすでに79歳のアルバイトの男性が大型トラックで小学2年生の男子児童をはねた事故や、78歳がアクセルとブレーキの踏み間違いで若者ふたりをはねた事故などをお伝えしている。

そんな中、坂上忍がテレビ番組内でこの問題について持論を述べ、話題になっているようだ。


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■70歳で免許を剥奪すべき?

19日に放送された『好きか嫌いか言う時間SP』(TBS系)。番組冒頭、ゆとり世代が今年イライラしていたこととして、「高齢者ドライバーによる交通事故」を取り上げた。

「70歳で免許を強制的に剥奪すべきか」について議論が開始されると、司会の坂上は以下のようにコメント。

「東京と地方が違うってみんなわかってること。だけど俺はまずは『人殺し論』を飛ばして話はできないと。車ってやっぱ凶器じゃないですか」


坂上の意見にブラックマヨネーズの吉田敬が、免許剥奪によってボケが早まる恐れもあるのではと問うと「ボケと人殺しってどう? 凶器ですよ、凶器!」とすかさず反論。「高齢者の方が誰も幸せになれない」と続けた。これには、スタジオの高齢者も思わず苦い顔に。

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■さらに過激化する20代の若者たち

流れに乗るかのように若者世代の男性が「高齢者の方とぼくら世代、どっちが価値がありますか?」「ぼくらのほうが、断然価値がある」と発言。坂上も「ケンカ売りやがったな」と突っ込むも、「残酷な言い方に聞こえるかもしれないけど、あなた世代の正論」と、一定の理解を示した。

当然のように一部の高齢者からは反論があったが、これに対しても20代の女性が「危なくなったなと自覚がある人はたぶん事故を起こさない。事故を起こすのは自分は大丈夫だみないな」「運動会でケガをするお父さんも、昔体育会系で『俺はまだまだできる』と思った結果、事故が起きる」と発言。

秀逸な例えに、当初は反対派だったブラマヨ・吉田も「たしかにな……」と呟いたのだった。

その後も番組では、現在の高齢化研修の甘すぎる実態が当事者の口から語られるなど、刺激に富んだ内容となっていた。


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■ネット上では賛否両論に

今回の議論に関しては、当然のようにネット上では賛否両論の状態に。

また、ネット民の中には、若者と高齢者の価値を比較した男性を批判する人も多数確認できる。

しらべぇ編集部の調査でも、2割ほどの人が「65歳以上は自動車を運転すべきではない」と回答しているほど、事態は深刻化しているこの問題。

過激な議論となってしまうこともあるかもしれないが、今後ますます高齢化社会が進むことを考えるなら、現実から目を背けずに議論を続けていくべきだろう。

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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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