21世紀スターウォーズ映画最高傑作『ローグ・ワン』が超面白い5つの理由
2016年12月から公開中のスターウォーズ映画最新作『ローグ・ワン/スターウォーズストーリー』が超面白いとファンの間で話題だ。
記者もいままでのエピソードはすべて観たファンなのでさっそく観に行ってみたところ…確かに超絶面白かった!
21世紀に公開されたスターウォーズ映画のなかではダントツで1位の面白さである。
ストーリー的にはエピソード3と4の間で、限りなく4に近い時間軸のお話。なのでジェダイはひとりも出てこないのだが、とにかく物語も映像も最強に面白いのだ!
「ええっ、ライトセーバーブンブンやんなきゃスターウォーズじゃなくね?」と思っている人もぜひ観に行ってほしいので、なぜ面白いのかを深いネタバレ無しで5つに分けて紹介したいと思う。
若干ストーリーに触れている部分もあるので完全にゼロから観たいという人はこの記事を読まないことをおススメするが、観るか迷っている人はぜひチェックしてほしい。
①主人公はひとりではない
ローグ・ワンの宣伝画像に出ているキャラクター『ジン・アーソ』が主人公だと思われがちだが、じつはこの物語の主人公はひとりではない。
いままでのエピソードではルークだったりアナキンだったりと主役が一人立っていたが、ローグ・ワンは誰一人脇役が存在しないと言っていいほどそれぞれのキャラに魅力がある。
ジョジョの奇妙な冒険に例えるとジンはジョルノのような役で、反乱軍の将校キャシアンや『座頭市ジェダイ』とあだ名を付けたい盲目の僧侶チアルートなど、それぞれが主役級の見せどころがあるのがとても楽しい。
②過去に出ていた兵器のオンパレード
スターウォーズの魅力のひとつである「メック」と呼ばれる兵器や宇宙船の数々がこれでもかというぐらい今作には登場する。
タイファイターやXウイングなどの戦闘機はもちろん、反乱同盟軍の爆撃機であるボマーや戦艦を無力化する魚雷を積んだスターファイターなども登場。
さらにハンマーヘッドガンシップまで出てくる艦隊戦は、素晴らしい見どころだ。また、旧作で登場したメックのAT-STやAT-ATも現代の技術で描かれているのはぜひ旧三部作ファンなら見たいところ。
だが、メカで一番カッコいいのはドロイドのK-2SO。いままでのドロイドのような従順な感じではなく、ちょっと反抗的な態度やストームトルーパーをぶん殴って倒す荒っぽさは、斬新かつ見ていて非常に爽快だ。
③ターキン総督とレイア姫が!
エピソード4の重要なキャラクターも数人ローグ・ワンには出てくるのだが、旧三部作でターキン総督を演じた名優ピーター・カッシングはすでに亡くなっており、レイア姫も当時から約40年経っているので同じ人が演じるのはムリである。
しかし、ローグ・ワンに出てくるターキン総督とレイア姫を見てみると…!!!! ま、マジっすかーーーーーー!? ときっとなるだろう。
ここはあまり言いすぎると完全なネタバレになってしまうので伏せておくが、過去作を観た人なら誰でもビックリすると思われる。
④やっぱりダース・ベイダーはカッコいい!
エピソード7を観たスターウォーズファンはきっとこう思った。「カイロ・レンしょぼすぎ…」と。
カイロにベイダー卿のような絶対的強さを望んでいたファンたちにとって、そのしょぼさは「パドメはどこです!?」と錯乱してしまうほどの絶望だったのだ。
そんな絶望によってダークサイドに堕ちてしまいそうだったファンたちには、ぜひローグ・ワンのダース・ベイダーのカッコよさを見て元気を取り戻してほしい。
これもネタバレになるのであまり多くは語れないのだが、ベイダー卿の出演するシーンはどこもしびれるぐらいカッコいい。もうこれだけ観にあと3回ぐらい劇場に足を運びたいレベルだ。
⑤ストーリーが最高
キャラも演出も素晴らしいが、ローグ・ワンはやはりストーリーが最高。帝国の支配が最も強い時期なので決してハッピーな物語ではないのだが、その分大人も楽しめる脚本になっている。
絶対的な悪である帝国軍に抵抗し「一抹の希望」を手に入れた英雄たちのストーリー…ローグ・ワンはそんなお話なのである。
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(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)