映画館でマナーにイライラ 最近体験した迷惑行為を調査
2016年は映画がヒットした年。新語・流行語大賞の候補30語にノミネートされた庵野秀明総監督の『シン・ゴジラ』は興行収入81億円、新海誠監督の『君の名は。』は206億円のメガヒット。
また、物語の舞台となった場所を訪れる「聖地巡礼」は流行語トップテンに選ばれ、映画から波及したトレンドも派生している。
今年、久しぶりに映画館に行った人も多いのではないだろうか。映画館で気になるのは、鑑賞マナーだ。
そこで、しらべぇ編集部では、全国20代~60代の男女1,362名を対象に、迷惑行為に関する調査を実施した。
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■映画館で見かけた迷惑行為
しらべぇ編集部が映画館の迷惑行為9つをピックアップし、「ここ最近、映画館で見かけた迷惑行為」について、複数回答で選んでもらった。
一番体験している迷惑な為は「おしゃべり」だった。最近でも2割以上が経験している。おしゃべりするのは発声可能上映だけにしてほしいものである。
次に多かったのは「椅子を蹴られる行為」だった。上映前の注意事項に必ず入っているが、それでもなお、蹴られる行為は上位にきている。
ほかに挙げた迷惑行為はそれぞれ1割程度が体験しており、「口臭・体臭」「カップルのイチャイチャ」にあった割合はさらに少なくなっている。
映画館でいやな体験をして、ストレスを感じている人が少なからずいると判明した。
11月に公開された片渕須直監督『この世界の片隅に』は年明けから公開規模を拡大する異例の大ブレイクをしており、2017年もまだまだ映画旋風は巻き起こりそうだ。
来年も映画館のモラルとマナーをきちんと守って鑑賞を楽しみたい。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年11月25日~2016年11月28日
対象:全国20代~60代の男女1376名(有効回答数)
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