【豆知識】永谷園のお茶づけには「入っているあられの形が違う味」がある
ご飯にふりかけて熱いお湯をかけるだけ! 簡単にサラッと食べられることから夜食にも朝食にもピッタリな永谷園の『お茶づけ海苔』は、60年以上愛され続けているベストセラーである。
1952年の発売当時は海苔しかなかったものの、その後さけや梅、わさびにたらこなど違った味も次々に売られるようになった。
画像をもっと見る
■ひとつだけあられの種類が違う
そんな永谷園のお茶づけ海苔、じつはひとつだけ「入っているあられの形が違う味」があるのをご存じだろうか?
その味とは、もっとも古い『海苔』。梅やさけなどのあられは丸型なのに対し、海苔のあられは細長くやや大きめの形になっている。左が梅で右が海苔だ。
いったいなぜ海苔だけ違うのか広報担当者に取材したところ、永谷園のお茶づけに対するアツいこだわりを知ることができた!
「海苔だけあられの形が違う理由ですが、さけや梅などは具が入っているのでその形に近い丸型のあられを食感が同じになるよう使っています。
ですが海苔は具が無いので、あられのカリッとした食感を活かすためあえて大きめの細長い形にしているんですよ」
今まで何も考えず食べていたためまったく気づかなかったが、確かにお茶づけ海苔を食べたときはあられのカリカリ感が楽しい。
お話を思い出しながらお茶づけ海苔と梅茶づけを食べて比べてみると、確かに食感がぜんぜん違う! というかちょっと意識して食べるだけで、美味しさが倍増した気もする。
ちなみにもうひとつトリビアを語ると、お茶づけ海苔シリーズのなかで唯一『たらこ』だけは醤油味になっており、だし茶漬けのような風味になっている。
永谷園のお茶づけは定番以外にも数多くラインナップがあるが、改めて食べ比べてみると面白いかも? 最近は浮世絵のカードも復刻したので、ぜひ買ってみよう。
あわせて読みたい→永谷園のお茶漬けに「お茶を入れる」と勘違いしていた人の割合が多すぎ
(取材・文/しらべぇ編集部・熊田熊男)
・合わせて読みたい→マニアが教える「巻きずしが最高にウマいくら寿司」は板橋区のみ 他とは完全に違う