スタイリスト直伝!人気のガウチョパンツで上手にトイレを済ます方法
2016/10/30 18:30
女子の間でロングヒットトレンドとなっている「ガウチョパンツ」には、ひとつだけ致命的とも言える弱点があることをご存知だろうか。
それは「トイレがしにくい」ということ。
■女子トイレあるある
女子会で話題を振れば100%「あるある!」となるこの問題、原因はガウチョパンツ特有のダボダボシルエットにある。便器に腰かける際に、脱いだガウチョがヒザで止まらずストンと床まで落ちてしまうのだ。
自宅のトイレならまだしも、駅便や公衆トイレでこれはイヤだ。
それを避けようと余った生地を必死に手で押さえつけたところで、気づけば今度は裾が床にべったりついてしまったり…と、オシャレなガウチョパンツにとってトイレは鬼門なのだ。
そして、この「ガウチョパンツのトイレ問題」、じつは男性にもあるということはあまり知られていない。
■男子トイレのおつり
ご存知のとおり、男性用小便器はスタンディング・ポジションで使用する。
便器から尿をこぼさないためには、便器に張り付くように立って用を足さなければならないのだが、この際に便器からの尿の跳ね返り、通称「おつり」をもらってしまう。
意外にも多くの男性が気づいていないのだが、ジーパンだろうがスーツだろうが「おつり」は絶対にもらっている。
半ズボンや風呂上がりの全裸で用を足すときであれば実感できるだろう、太ももからヒザ、スネのあたりに細かな霧状の「おつり」が降りかかってくる感触を。
ときどき隣に座った男性の太ももに手を置いてシナを作る女性を見かけるが、この事実を知っている者としては複雑な気持ちで眺めてしまう。
そのイケメンのイカしたスーツの太ももは、その日だけで何度もおつりを受けた太ももなのに…と。
■キュートで避けろ
女子ほどではないが、一部のオシャレメンズにもワイドパンツ、ガウチョパンツが流行っている。言うまでもなく、問題はトイレで小便をする際の「おつり問題」だ。
ただでさえ100%被弾する「おつり」である。生地分量の多いガウチョパンツとなれば、そのダメージは一層深刻になることは想像に難くない。
そんなおつりを回避する方法、最もシンプルかつ効果的なのは「お尻の生地を後ろに引っ張る」ことだろう。これでパンツ前面のヒラヒラした余分な生地はピンッと引っ張られ、かなりの確率でおつりを避けることができる。
右手でレバーを握って狙いを定めつつ、フリーの左手を使ってお尻の生地を後方に強く引っ張るのだ。
■しかしポーズの問題も
ただ、ここでまたひとつ別の問題が浮上する。
「変なポーズで用を足すヤツ」になってしまうことだ。
やってみるとわかるが、この方法はかなり大きく強めにお尻側に生地を引っ張らないと効果が出ない。
ちょうど℃-uteの「DANCEでバコーン!」のサビ振りみたいになってしまうので、他に人がいるトイレでは使いづらい戦法になる。
■風呂上がりの牛乳スタイル
そこでオススメなのが「お尻の生地を後ろではなく横に引っ張る」というアレンジ技だ。
いったん後ろにピンと引っ張った生地を、そのまま腰の方にもってきて、握った拳を自然に腰に添えればよい。
これだとパンツ前面にしっかりとテンションを加えつつ、「片手は腰」という、トイレで見かけてもそれほど不自然ではないポーズで用を足すことができる。
さらに上を目指すのであれば、片ヒザの力を抜いてアシンメトリーな立ち姿を意識してみると良い。リラックスしたその姿なら、より自然にトイレットシーンに馴染むことができるだろう。
いわゆる「ジョジョ立ち」っぽく、と言えばわかりやすいだろうか。語感的にもなんだかしっくりくる。
だからといって「スティッキィ・フィンガーズ! 開けジッパー!」と叫びつつファスナーを開けたりすると、人に見られた場合問題が発生するかもしれないのでスタンドの召喚は自己責任で。
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(文/久保田フランソワ)
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