子のプラレール遊び辞めさせないと鉄オタ…趣味を軽蔑する人に驚き
夏休み終盤の8月29日、子育てに関するあるツイートの内容が話題になった。
「小3にもなったらそろそろプラレールやめさせた方がいいよ、鉄オタになっちゃうよ」って多分本気で言われたことが一度あって、「仮にそうなったとして、本人が選んだ趣味だったら尊重するしサポートしますよ」ってだけ答えたんだけど、趣味に対する蔑視感情って本当にあるんだってびっくりした
— しんざき (@shinzaki) August 29, 2016
「小3でそろそろプラレール遊びを辞めさせないと鉄道オタクになるよ」と子どもについて助言されたことについて、反響が相次いだ。
■電車のおもちゃ遊びをしている子は将来鉄道オタクになる?
しらべぇ編集部では、全国の20~60代男女1,365名を対象に、プラレール遊びと鉄道オタクの関係性について調査を実施した。
「電車のおもちゃ遊びをしている子は将来鉄道オタクになると思う」と回答したのは全体の6.1%と少なく、16人にひとりの割合となった。
■「鉄道オタク」はほかのオタクよりも避けるべきなのか?
鉄道オタクになると助言した人は、オタクに対していいイメージを持っていないと思われる。
ちょうど、ツイートが話題になった次の日、8月30日には、東京都日野市のJR中央線豊田駅で、マナーの悪い「撮り鉄」に駅員が激怒している動画が話題になっていた。
しらべぇでも、真岡鐡道が撮り鉄によって菜の花が踏み荒らされた画像をフェイスブックにアップしたことを伝えている。
マナーの悪いおっさん鉄オタも迷惑!私が乗車時に降車客を待っていたら、私を追い越して乗り込んだ。鉄オタの癖にマナーは分からない人らしい。
— 阿部ちゃん (@happy415) September 18, 2016
https://twitter.com/yama1304/status/772725595553669121
悲しいことだが、鉄オタって評判悪いからなぁ~・・・自分だって鉄オタだったけど評判の悪さで航空系に切り替えたし、言い方悪く言えば鉄オタみたいなバカになるよと言ってくれたというお情けと捉えたほうがいいのかもしれない親は辞め時を教えるべき https://t.co/qAt749zRMi
— 🐹🥟如月大和P@JA3034P📕🌞 (@kisaragiyamato) August 30, 2016
しかし、法やモラルに反した行為をするかどうかは、趣味と別の話だともいえる。
プラレールが趣味だと迷惑なタイプの鉄オタになっちゃうからやめさせたほうがってのは、音楽やスポーツが趣味だと違法薬物に染まって人生台無しにしちゃうからやめさせたほうがってくらいの暴論だよなぁ。
— TEMPLE (@YAS_Terashima) August 31, 2016
別に鉄オタでもいいと思うけどなぁ。プラレールから鉄道模型沼に入ってってもいいし。人様に迷惑さえかけなきゃどんな趣味でもいいじゃん。
— 佐木カスミ (@KASUMi_SAKI) August 29, 2016
■鉄オタは自身の遍歴と照らし合わせる
実際の鉄道オタク自身がどういった遍歴で鉄オタになったのかを照らし合わせているツイートも目立った。
プラレール幼稚園でやめたけど鉄オタになっちゃったぞ…
家のドア開けたらすぐ山陽電車が見えて
中学からずっと電車通学/通勤
ヤテのE231に感動し
最寄り駅は車庫があり電車だらけで新幹線も止まるからプラレール卒業してもあまり意味がなかったとか?((— 上沢はるお(カミサワハルオ (@Myodani_Seishin) August 29, 2016
たぶん鉄オタ予備軍なら、小3くらいからおもちゃのプラレールから、よりリアルなNゲージに移行すると思うよ。
オットは幼児のころからかの鉄オタで、鉄道の高校に入り、鉄道会社に就職した。ハンドル握ってた時は天職だ。って言ってた。鉄オタ歴37年(^^)同じ趣味をこれだけ続けられてすごい。— まひる@ALL FOR TATSUYA (@yukinogawa) August 30, 2016
プラレールぐらいで立派な鉄オタになってくれるんなら安いもの
— 林 (@hamumania) August 29, 2016
また、子どもが自分で選んだ趣味を親が辞めさせる発想についても、驚きのコメントが多い。
鉄オタか…。そんなふうにやめさせちゃう親いるのかなー。今思うとこんなオタク娘に何も言わなかった親に感謝だな(笑)いろいろ思うことはあっただろうに…
— みやこ (@2miyako8) August 30, 2016
プラレール=鉄オタみたいな発想からして、しょうもない奴。一緒に支えてくれる親なら、頑張って夢を叶えてJR入社みたいな事も有りそうだけど。しょうもない奴の子供なら鉄オタまっしぐらだなw
— たのじ (@tanozi23) August 29, 2016
子どもがやりたいことならば、いくらでも、どんな内容でもさせてよいわけではない。
多様性が求められる社会だからこそ、大人の我々がよりいっそう考えなければならない問題のひとつになるだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年9月23日~2016年9月26日
対象:全国20代~60代の男女1365名(有効回答数)
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