ギョギョ!日本人の6割がさかなクンに感心 その誕生秘話も
2016/09/19 10:00
「さかなクン」を知らない人はほとんどいないだろう。
高校3年のとき『TVチャンピオン』(テレビ東京系)の「全国魚通選手権」で5連勝。以後、独特のキャラクターでテレビなどの露出が増加していく。
さらに、豊富すぎる魚の知識を生かして、執筆やイラストレーターの活動のほか、東京海洋大学・名誉博士の職にも。
中学時代は吹奏楽部に在籍し、今年2月にはキリン「氷結」のCMにクールなサックスプレイヤーとして登場。41歳・独身なため、お嫁さんになりたい人がネット上にギョーさん現れるなど話題に。
そこでしらべぇ編集部では「さかなクンのすごさ」について全国調査をしてみた。どんな人たちが熱いまなざしで応援しているのか。
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■魚をとおしてマルチに才能を発揮する「さかなクン」
文化人なのか芸能人なのか、さかなクンはマルチすぎてつかみどころがない。そこで「やはり、さかなクンはすごいと思うか」聞いてみた。
「さかなクンはすごい」と思う人は全体の61.3%に達している。そして、女性からの支持率のほうが高いのだ。
年代別では、男女ともすべての世代が「すごい」と思っている。SNS上の若い女性ファンからは「あの知識にずっと触れていたい」など、憧憬とも恋心ともとれる発言も。
しかし本人は、知識を鼻にかけたりしない。それも好感度が高い理由だろう。
■「魚派」「猫派」からの支持率は?
さかなクンといえば、その食べた魚の種類の多さでも有名な魚介類の食通。噂では500種類とも3,000種以上(ギネス記録並み)とも言われている。
次のグラフは、回答者の好みの食べ物が「魚」か「肉」かで集計した結果。
魚好きより肉好きが、すごいと思っている人が多い結果に。ちなみに犬派猫派でわけると、犬好きのほうが「すごい」の回答が高かった。
ところで、偉大なさかなクン誕生の背景を探ると、次のような事実が浮かび上がる。
・幼少のころ魚類に興味をもちはじめたさかなクンのリクエスト(あの魚を見たい触れたい食べい)に、母親がすべて応じて実現した
・プロ棋士の父親は、さかなクンに囲碁の英才教育をはじめたが、本人に興味がなかったので早めに方針を変え、おもむくままにさせた
しつける、教える、つめ込む教育ではなく、本人の興味ややる気を支援することがやはり重要そうだ。
■「すごい」と支持する人にも同じ傾向が
世知辛い世の中ゆえ、さかなクンのような純粋無垢な存在は貴重。さまざまな団体の親善大使も担っている。いじめについて書いたエッセイも有名だ。
今回の調査でも「さかなクンすごい」と思っている人たちは、どちらかというと草食系。ガツガツと出世を目指したり、モテ自慢するタイプではなさそう。
そして、さかなクン支持層とも言える人には、次のような重要な傾向も発見された。
とくに顕著なのは女性。「さかなクンはすごい」と称賛する人は「1人を長く愛せる」タイプなのだ。このタイプは浮気や離婚のリスクが低いと、他の調査結果でも明らかになっている。
落ち着いた結婚生活を望むのなら、さかなクンファンとお付き合いするのも手かもしれないギョ。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1368名(有効回答数)
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