トイレの擬似流水音より排泄音が大きい…各自で創意工夫
トイレでの音を消すために水を流す人は多く、その代用として設置されているトイレ用擬音装置。ただ流水音が上品なために、排泄音よりも小さいとの声も。
そこでしらべぇ編集部では、「公衆トイレの音消し用の流水音よりも、排泄音のほうが大きい」と思うかどうかの調査をおこなった。
結果は、全体で32.2%。音消し用の流水音だけでは不十分だと感じている人も多いようだ。
では、他にどのような対策をしているのだろうか。
■「恥ずかしがるのがおかしい!」との声も
男性に多い答えは、次のようなもの。
「何もしていない」(男性50代)
「自然現象だから、何もしていない」(男性60代)
とくに年代が高い人には、なぜ気にするのかとの疑問の声も上がった。
「トイレは排泄、排尿、放屁をする所である。それに伴う音は自然のこと。流水音など不要なものだと思う」(男性60代)
しかしトイレの音は恥ずかしいと教えられた人たちは、そんなことは思えないのが実情だ。
「外では、できる限り我慢してしまう」(女性30代)
これでは、体にもよくない。
■水の節約として登場したはずなのに…
対策法として、一番多い答えはやはりこれだ。
「水を流しながら排泄する」(女性20代)
トイレ用擬音装置は水の節約を目的に設置されているのに、これでは意味がない。こんな気持ちで、水を流す人もいる。
「悪いと思いつつも水を流す」(女性40代)
さらには、こんな方法も。
「ウォシュレットを流す」(女性20代)
この方法も、水の節約にはなっていない。しかも衛生面が心配だ。
■トイレットペーパーをカラカラなど多種多様な対策法
他にも多彩なアイデアで、音をごまかしている人たちがいる。
「トイレットペーパーをカラカラと回す」(女性20代)
「大声でなにかを歌う」(男性20代)
「便器の中にペーパーを敷く」(女性20代)
さらには、意味があるのかわからない方法まで。
「(ボタンを)連打する」(女性20代)
まるでゲームのようだが、連打したところで音は大きくならない。連打音で消しているのだろうか?
■トイレの前後にも涙ぐましい努力が
使用中ではなく、前後にする対策法も。
「人がいないトイレを探す」(女性30代)
「水を流したら走って逃げる」(男性30代)
さらには、トイレのやり方で調節をしている人まで。
「小出しにして、音を抑える」(女性20代)
「男性限定だが、洋式トイレで座って用をたすと音があまりしない」(男性40代)
生理現象なので仕方がないとの声もあるが、恥ずかしいと考える文化があるからトイレ用擬音装置が開発をされたのである。今後のさらなる進化に、期待をしておこう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1,368名 (有効回答数)