仮想空間でメイドとPC操作! 夢をかなえる「オトナのVR」に衝撃

成人向けVRコンテンツのトークイベントをリポート!

VR
DragonImages/iStock/Thinkstock

ゴーグルディスプレイを付けてメイドといちゃいちゃするのが楽しいゲームなんで、ゲームから帰りたくないし、なんならゲームの中で仕事がしたいと。ゴーグル外すのも嫌だと。で、ついに出ました! VRデスクトップ機能があればゲーム内で仕事ができるんです!


VRから出る必要がないなんて! 最高じゃないですか!


8月28日、秋葉原で行われた、成人向けVR(バーチャルリアリティ)コンテンツのトークイベントで、男性だらけの客席から驚嘆の声が上がる。


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■AVのVR化は海外先行

このイベントは、成人向けVRに詳しい方々に、取り巻く環境や制作秘話などを聞く趣旨で行われたもの。

まず、成人向けVR紹介サイトVR18.jpを運営する大橋イナギ氏が登壇。過去から現在までをおさらいするプレゼンが行われた。

大橋氏は、まず、AVのVR化について現状を語った。最初は海外が先行。特にヨーロッパが強く、一番はスペインと話す。

そこで、海外ではどのようにAVのVR化がとらえられているか、海外メーカー「BaDoink VR」が無料動画サイト「Pornhub」と提携した際の広告動画を紹介した。

海外に先行されてしまった国内では、2014年12月にDMMが日本ではじめてVR化を行った。しかし、当時は登場人物が自分を認識してくれず透明人間になったかのような疎外感を感じる映像だった。

2015年は進展がなかったものの、2016年には動画のなかの女の子が自分を見てくれるようになり、コンテンツの質が上がってきた。

ついには、VR元年とも言われるほど、国内メーカーの参入が今も相次いでいる。

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■VRエロゲから現実に戻れなくなる画期的な機能

次に成人向けゲームのVR化で紹介されたのは、現実に戻らずに仕事できる「カスタムメイド3D2」である。

「カスタムメイド3D2」は自分好みのメイドを登場させることができるゲーム。メーカーのオフィシャルツイッターアカウントでは、動画でデスクトップ機能を確認できる。

ゲーム上ではOfficeを開くだけでなく、Youtubeで動画を見ることもできる。現実なのか仮想現実なのかわからなくなってしまいそうだ。

将来、デスクトップ機能を持つゲームが一般層にまで増えると、世界はどうなってしまうのか期待と不安が入り交じる。VRを多く取材してきたしらべぇ編集部には、たいへん興味深い内容だった。


イベントではほかにも、VRに対応した成人向けグッズの開発元や、実際にVRゲーム開発者に話を聞き、ゲーム体験会も開かれた。

イベント自体は今後も開催予定とのこと。最先端技術の話を聞く機会に期待しよう。

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(取材・文/しらべぇ編集部・小河 貴洋

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