「死にたい願望」の傾向とは?独身かつ仕事が辛い人は…
2016/08/15 10:00
20代女性の6割に「死にたい」願望? モテる人に高リスクもでは、若い人、とくに女性に「死にたい」と思う人が多く、モテる人も例外ではなかった。また、未婚や貯蓄が0円なども、その要因の1つ。
そこでしらべぇ編集部では「死にたいと思ったことがある」人の背景をさらに分析し、その原因を探ってみた。
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■中高年の独身はリスク高め
「死にたいと思ったことがある」人は全体で45.7%。2人に1人が考えたことがある結果だ。
どこまで真剣かの差はあるだろうが、長い人生、約半数の人が死にたくなったことがある…。もし今、そう考えている人がいたら「自分だけじゃない」と思うことがまず大切だ。
男女年代別に、既婚・未婚で「死にたいと思ったことがある」の回答を集計してみたのが次のグラフ。
男女ともに未婚者のほうが「死にたい」と考えたことがある人が多い。そして40代以降の世代では、既婚者と未婚者でその差が大きくなっている。
つまり、中高年以降の未婚者は死を考えてしまう率が高くなっているのだ。これも、熟年婚活が注目されている背景かもしれない。
■生活の満足度と「死にたい」関係
続いて、「死にたいと思ったことがある」人とない人の、仕事や収入、家族関係、趣味などの満足度を比較してみた。
満足度を点数化し、高ければプラス、低ければマイナスに表示している。この得点差の開きこそが、「死にたい」原因として大きいはずだ。
「死にたい」と思う原因の1位はやはり「仕事」。死にたいと思ったことがない人も仕事の満足度は低いが、該当者はさらに大きなマイナスに。
2位は「自身の健康」で、健康を害すると仕事や趣味への影響も大きい。3~5位は「将来の備え」「職場(学校)」「収入」と続き、すべて仕事に関係している。
一方、得点差が少ないのは「家族関係」や「友人関係」。こちらは「死にたいと思った」人でもプラス得点だ。
つまり仕事内容を改善することで、マイナス思考は抑制される可能性が高いといえる。そして「家族」や「友人関係」「趣味」など、身近にある癒しで英気を養っていけば、死にたい…なんて気持ちは抑えられるかもしれない。
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(取材・文/しらべぇ編集部・谷葦夫)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名
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