千羽鶴より多い?広島の新観光名所「おりづるタワー」がすごい
2016/07/28 10:00
オバマ大統領が訪問したことで最近話題となった広島の平和公園。その目と鼻の先に新しい観光名所「おりづるタワー」が9月にオープンする。
7月11日にプレオープンしたばかりの「おりづるタワー」に行った広島出身の記者が、見どころを紹介しよう。
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■1階のカフェはオリジナルな広島名物料理
おりづるタワーの1階には、地元の民芸品やお土産を売っている物産館とカフェ「握手カフェ」がある。
握手カフェは、平和公園側に木目調のテラス席もあり雰囲気が良い。平和公園近くで、テラス席のあるカフェは少ないので、外国人にもウケそうだ。
メニューは広島心に溢れており、観光客に定番の「焼き牡蠣」の他に、「オコモコ丼(お好み焼き+ロコモコ丼)」や「オコス(お好み焼き+タコス)」など興味深いオリジナル料理も。
12階は体験エリア「おりづる広場」、そして屋上が展望台「ひろしまの丘」となっている。
■風感じる、木の香りの展望台
12階の「おりづる広場」と展望台「ひろしまの丘」は、入場料1,700円(大人料金)。
ひろしまの丘に登るには、エレベーターと階段どちらかが選べる。体力に自身がある方は上りも下りも階段を体験して欲しい。
真ん中にすべり台も用意されており、下りのときは楽しめる。記者もすべってみたが、小学生以来のすべり台にかなりテンションが上がってしまった。
展望台は、ガラスではなく網目になっているので、風が吹き抜けてとても気持ち良い。広島にはこれまでこんなに原爆ドームが綺麗に見える展望台がなかったかもしれない…。
風を感じながら、緑豊かな平和公園と原爆ドームを見下ろすことができる「ひろしまの丘」は、広島愛を感じる空間だ。
■おりづるを壁に投入!
「おりづるタワー」の醍醐味は、みんなで作る「おりづるの壁」。壁の一部が透明になっており、訪問者はそこにおりづるを投入することができる。
まだ外から見ると全くわからない状態だが、おりづるの絵が描かれた透明な壁の部分におりづるが溜まっていく。
おりづる投入には500円が必要だ。
投入のときは、12階の透明な壁の真上に立つので高所恐怖症の人だと卒倒しそうな景色かもしれない。係りの人から、おりづるの羽を竹トンボの羽ように曲げておくと、くるくる回りながら綺麗に落ちると聞いたので、素直にひねって、おりづるを投入!
くるくるとおりづるが落ちていく様子を見守るのは、思った以上に感慨深い。
これまでにないタイプの体験型空間「おりづるタワー」。観光客向けかと思いきや、広島人も思った以上に楽しめる。まだプレオープン中なので、準備中の部分があったのは残念だが、新しい木の香りがしたのは印象的。
9月23日にグランドオープンするおりづるタワー、ぜひ新しい広島の観光名所として平和公園とセットで訪れてほしい。
(取材・文/しらべぇ編集部 ・辰巳真理・砂流恵介)
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