母親が育児放棄…援助交際をしてしまった女性たちの哀しい理由
援助交際はしてはいけないもの。そうはわかっていても、せざるを得なかったと語る女性たちの理由は…
2016/07/18 08:30
援助交際とは金銭をもらうことを目的に相手を募集し、性行為などを行なう「売春行為」だ。いわゆる「ワリキリ」といった言葉で表現することもある。
18歳未満の中学や高校生が行なっている場合もあり、今は出会い系の掲示板を通じて出会うことが多いのが現状のようだ。
では実際に、どれだけの人が援助交際をしたことがあるのだろうか。しらべぇ編集部では、全国の20代〜40代の女性407名を対象に調査した。
画像をもっと見る
■援助交際の経験女性は約1割
全体だと1割未満の女性が、援助交際をしたことがあると回答。
年代別で見ると、20代の若い女性がもっとも多いことがわかる。これは、ネットやSNSの普及によって、男女が出会いやすくなったことが背景にあるのかもしれない。
■援助交際をした女性たちの理由
なぜ彼女たちは援助交際をしてしまったのか。その理由を、過去に援助交際をしたことがある女性(20代)に聞いたところ、
「ただのお小遣い稼ぎ」
「手っ取り早くお金が手に入るから」
という言葉が返ってきた。 なぜお小遣い稼ぎするのかと聞くと、
「ホストに借金してるの」
ということだった。つまり、ホストにハマッた女性だったのである。ホストクラブで遊びに行ったが、お金が足りなくなってホストに借りたそうだ。それを返すために、援助交際をしているという。
また、高校時代に援助交際していたという女性(19歳)の話では、
「うちはお母さんが育児放棄してたから…」
という驚きの返答が。 援助交際してしまったのは一度だけだというが、その母親のせいで彼女も学校生活を送るのに苦労していたようだ。
「高校の教科書もまともに買えず、遠足に行くお金もなくて」
それで急遽、援助交際しようと思い立ち実行してしまったそう。
「お父さんは単身赴任でなぜか連絡先教えてくれなかったし、親戚もあてにならず。出会い系サイトで援交してくれる人を募集した」
このように、家庭環境がきっかけで援助交際をしてしまうケースもあり、さまざまな状況や理由があった。
たとえ同意の上であっても、18歳未満との性行為は犯罪になる。こうしたことに走らなくても、困った青少年が相談できるセーフティネットの整備が望まれる。
・合わせて読みたい→もう解約したい!女性が語る「脱毛サロン」の不愉快事件5選
(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~40代の407名(有効回答数)