羽田空港にドン・キホーテ 国内最小店舗「ソラドンキ」が登場
国内外の空の玄関として多くの旅行者で賑わう、日本最大かつ首都圏を代表する空港・羽田空港(東京国際空港)。
年間6700万名近くの旅行者が利用する同空港のターミナルには、カプセルホテルや高級志向のレストラン、小型の売店といった商業施設が軒を連ね、旅行者の利便性を高めている。
そんな羽田空港に2016年6月24日、驚安の殿堂ドン・キホーテの新店舗「ソラドンキ」がオープンした。一体、どのようなお店だろう。
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■羽田空港出店までの道のり
2015年には「爆買い」が流行語になるなど、日本へのインバウンド(外国人による訪日旅行)が隆盛を極めている。
そういった時代背景を受け、ドン・キホーテは空港への出店を計画。しかし、空港内の店舗数は限られており、出店できる場所が空かなかったため、これまで出店は不可能であった。
それでも空港への出店をあきらめることなく、ついに出店の機会を得る。羽田空港国際線ターミナル5階、34の店舗が軒を連ねるTOKYO POP TOWN内に、空港初進出を果たすことになったのだ。
■30坪の狭小店舗に旅行の必需品2000アイテム
広々とした店内に豊富な品揃え……それがドン・キホーテのイメージだが「ソラドンキ」は約30坪。国内のドン・キホーテで最小規模の敷地面積だ。
売り場は「菓子ゾーン」と「コンビニエンスゾーン」のふたつにわかれており、ドン・キホーテらしい、一般的な空港店舗にはない商品で展開。菓子などの食品類、旅行小物、医薬品など2000もの商品が並んでいる。
売り場は「日本人」と「訪日外国人」をそれぞれ50対50の利用者比率として考えて構築。日本人向けの商品だけでなく、日本をテーマにした、訪日外国人向け商品を陳列する。
駄菓子といった安価な商品を豊富に揃えるなど、空港内の他店にはないラインナップ。取材時も多くの利用客の姿が見受けられた。
■公共機関施設とドン・キホーテ
なお、公共機関施設にドン・キホーテが進出したのはこれが初めてではない。
2015年10月に大阪駅構内に初のエキナカ業態となる「エキドンキ エキマルシェ大阪店」をオープンし、公共機関施設における小型店フォーマットを展開。好評を博しているという。
広々とした店舗のイメージがある、これまでのドン・キホーテの概念を覆した同店。羽田空港の新スポットとなる「ソラドンキ」の今後にも注目していきたい。
【ソラドンキ 羽田空港店】
住所 東京都大田区羽田空港2-6-5 羽田空港国際線ターミナル5階
営業時間 9:00~22:00
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(取材・文/しらべぇ編集部・サバマサシ)