海外旅行で余った外貨 空港でチャージ、電子マネーに

海外旅行と外貨
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海外旅行で余らせた外貨は困りものだ。もはや小銭は円への両替ができない。紙幣も銀行に出向いての換金が面倒だ。中には、結構な額になる海外通貨をそのまま保管しているという人も多いのではないだろうか。

そんな死蔵外貨に息を吹き込んでくれる新たなサービスが7月、羽田空港にお目見えする。


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■米ドル・ユーロを電子マネーに

ポケットチェンジ
画像は「ポケットチェンジ」Webサイトのスクリーンショット

お目見えするのは、余った外貨を投入すると電子マネーとしてチャージできる両替機「ポケットチェンジ」。対応する外貨は、米ドルとユーロで、使える外貨は今後、増やす予定だという。

使い方は、一般的なチャージ機と同じ。外貨の硬貨・紙幣を投入し、それぞれの電子マネーに対応するICカードをタッチすればチャージできる。

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■訪日外国人にもメリット

インバウンド
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同サービスは、海外から帰国した人のみならず訪日外国人客の利用も見込む。

持ち込んだ外貨を到着後、円に両替しなくても電子マネーとしてチャージできる。 交通系ICカードにチャージすれば、すぐに交通機関を利用できるし、日本からの出国時には、余った円を自国で利用している電子マネーや、ギフトコード、クーポンなどに交換することもできるようになる予定だ。


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■経済効果への期待も

余った外貨
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ソニー銀行が2015年にまとめた調査によると、海外旅行で外貨を余らせた経験を持つ人は90%ほど。うち65%が、そのまま外貨を円に両替することなく死蔵しているようだ。死蔵平均額は1人あたり約18,000円に上るという。

これを2015年に海外へ出かけた日本人の数=1621万2100人(国土交通省調べ)に当てはめると、単純計算では年間1,700億円以上に相当する外貨が個人の手元で死蔵されていることになる。

なお新潟県で6月18日に開催された「AKB総選挙」が同県内へもたらした経済効果は15億円だったとされる。もし 1,700億円の全額をすぐ市場へ戻すことができるとすれば、総選挙100回分のインパクトがありそうだ。

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(文/しらべぇ編集部・上泉純前田昌宏

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Sirabee編集部

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