イチローが日米通算4257安打達成で世界一 ファンも祝福

彼にとってはこの偉大な記録も通過点なのかもしれない。

イチロー

アメリカ大リーグマイアミ・マーリンズのイチローが15日(日本時間16日)、パドレス戦に先発出場。第1打席にボテボテの内野安打、9回にライト前ツーベースヒットを放った。この数字は元シンシナティ・レッズのピート・ローズ氏が持つ4256安打を超えるヒット数となる。

ここ数年高齢もあり代打での出場がメインとなっているイチローだが、今年は打撃好調。交流戦期間中に指名打者に入りヒットを重ね、大記録を達成。文字通り世界一の安打製造機となった。


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■アメリカの反応は微妙もリスペクト

4257安打という数字はあくまでも日本との合算であり、メジャー記録としては扱われていない。

ピート・ローズ氏はかねてから、イチローが自身の安打数を超えることについて参考記録であることを強調しており「それが通用するならマイナーの記録も入れろ」などとコメントしている。

そのためアメリカの反応も微妙で、「世界一」とは考えていない。しかし、イチローの能力は誰もが認めるところであり、今回の記録についても一定のリスペクトを示している。

アメリカではあと21本に迫った3000安打のほうに注目が集まっており、7月中の達成がみこまれる。

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■ファンは今後に期待の声

イチローの今後について野球ファンに聞いてみた

「42歳という年齢を感じさせないバッティングと守備をみせているイチローですので、日米通算なら5000安打はいけると思います。漫画『あぶさん』の景浦安武のように60歳まで現役でプレーしてほしい」(30代男性)

「マーリンズでは第4の外野手扱いなので、レギュラーで出場できるチームに移籍してほしいですね。できればですが、野球人生の最後に地元中日ドラゴンズに入団してナゴヤドームでプレーしてくれると嬉しいですね」(40代男性)

「私はイチローと同い年なのですが、同じ年代の選手はDeNAの三浦大輔しかいません。42歳で全盛期と変わらないプレーは励みになり、『自分も頑張ろう』という気持ちにさせてくれます。4257安打は本当にすごい記録だし、これからもヒットを重ねてほしい」(40代男性)

40歳を超えても進化し続けるイチロー。彼にとってはこの偉大な記録も通過点なのかもしれない。

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(取材・文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治

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