羽毛布団に健康食品…強引なセールスに負けて購入したもの
こちらに購入するつもりはまったくないのに、言葉巧みに誘導し商品を売りつける。または半ば脅しのような強引な手口を使う。そのようなセールスは厄介でしかない。
しらべぇ編集部で「強引なセールスに負けて商品を購入したことがある」かどうかを調査したところ、結果は全体では15.2%の人が被害を受けていると判明した。
■高齢の女性がターゲットになりやすい?
同じ質問を男女別で見ると、次のような結果が。
男性よりも女性のほうが高い割合に。威圧的なセールスの場合、抵抗できずに購入・契約してしまうのだろうか。
さらに男女年齢別ではターゲットにされやすい層が見えてくる。
50〜60代の女性が他を引き離して多い。高齢者を狙った悪質な商法が問題になっているが、中でも女性がターゲットにされやすいようだ。
■話題の商品が続々と
購入をしたものを聞くと、典型的な商品が挙げられた。
「健康食品」(男性50代)
「太陽光発電」(男性60代)
次も悪質な商法で利用されやすい商品だが、購入後の展開が泣ける。
「羽毛布団を主人にと思い購入したが、高価すぎて叱られた」(女性60代)
他にも、よく聞くパターンの話が。
「1時間ねばられ、新聞を契約」(男性50代)
「英語教材をきれいな女の人から」(男性50代)
もちろんこれらの商品がすべて悪いものではないが、訪問販売などは警戒をしたほうがいいだろう。
■女心を狙う無料・格安体験に要注意!
女性のきれいになりたい気持ちにつけ込んだものも。
「エステサロンの体験に行き、長時間の勧誘に負けてコースを契約。さらに通っているとき、美顔器をすすめられて購入した」(女性30代)
「補正下着の試着に行ったら、2時間くらい勧誘されたため購入してしまった」(女性30代)
これらの体験は足を運んでもらい、勧誘をするのが目的だ。行かないことが一番の対策になる。
■「がんが治るサプリメント」とがん治療を受ける人に!
一番のターゲットとされる50代以上の女性は、どんなものを購入したのだろう。
「駅前でアンケートに答えたあと、お店に連れて行かれて毛皮のコートを強引に。時間がないと言っても聞いてくれず。最後には3人くらいに囲まれて仕方なく購入しました。高値だし必要もないので後悔しています」(女性50代)
買うまで帰らせず、最後には複数で取り囲む。かなり悪質だ。
さらには病気の人を騙すものまで!
「整体に行っていたのですが、がんが治るというサプリメントを買わされました。当時がんの治療をしていたので体に良いならと、思わず買ってしまっていました」(女性50代)
「がんが治る」などといってサプリメントを売るのは違法だ。弱みにつけ込む卑怯な手口と言ってもいい。
残念ながらこのような悪質なセールスは後を絶たない。自分で対策をし、家族でも日頃から注意するように話し合っておくことが大切だ。
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(文/しらべぇ編集部・ニャック)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年5月20日~2016年5月23日
対象:全国20代~60代の男女1,378名 (有効回答数)
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