「回らない寿司屋」に行ったことがない? 職業格差が明らかに

実際、安くていいネタを使っているお店も多くある。

2016/05/12 05:00

回転寿司は日々進化を遂げ、ファミレスのように学生や家族が楽しめる場所として定着している。魅力はなんといっても、価格の安さ。

一方で、回転していないカウンター越しに職人が握る寿司屋は、高いイメージがついている。そんな回転寿司でないお店で、寿司を食べたことがない人はどれくらいいるのか?

しらべぇ編集部が調査を行なってみたところ…

回転寿司以外グラフ

回らない寿司屋に行ったことがないと答えた人は、約2割。回転寿司チェーンが充実する中でも、通常の寿司屋にも行ったことがある人が大半を占めた。


■年代別では若い人ほど…

しかし年代別でみると、かなりの偏りが見られた。20代では、4割もの人が回転寿司でなはい寿司屋に行ったことがないのだ。

回転寿司以外男女年代別グラフ

チェーン店でなければ、高級なお店も多い。収入が少ない若い層は、なかなか手が届かないのが本音だろう。また子供のころの家族との外食も、チェーン店を訪れる機会が多かったのではと考えられる。

しかし社会人になると、接待などでいいお店に足を運ぶ機会も増える。またおいしいものを食べていると、舌も肥えていく。

年代が上がるにつれ回転寿司以外の寿司屋に行く人が多くなるのは、若いころは質より量を選んでいた人が「外食ではいいお店に行きたい」と思う人が増えるのも一因だろう。


■回転寿司以外のお店経験者から見えた職業格差

回転寿司以外のお店を利用したことがある人を職業別で調べてみると、格差を感じる結果に。

回転寿司以外職業別グラフ

一番多いのは、無職・家事手伝い。続いて、パート・アルバイトが、回らない寿司屋に入った経験がないと回答。収入がない、または少ないと高級寿司店に行く機会には恵まれないようだ。

一方で、公務員は安定した収入を得られるためか、回転寿司以外の寿司屋に行った経験がある人が大半に。

回っていないお寿司は高級だとのイメージがあるが、そんなところばかりではない。実際、安くていいネタを使っているお店も多くある。敷居が高いと思っている人は、そんなお店を探してみてはいかがだろうか?

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2016年4月22日~2016年4月25日
対象:全国20代~60代の男女1,365名 (有効回答数)

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