被災地で発生!関西テレビの「割り込み給油」に怒りの声

(写真は関西テレビのHPのスクリーンショット)
(写真は関西テレビのHPのスクリーンショット)

18日、関西テレビがTwitterなどで批判されていた熊本県菊陽町のガソリンスタンドで発生した同社中継車による割り込み給油について、正式に謝罪を行なった。

これは被災者の投稿で明らかになったもの。投稿直後から炎上状態となり、テレビ局の報道姿勢に対して疑問の声も見られる。

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(画像はTwitterのスクリーンショット)

貴重なガソリンをマスコミが横取りするような行為だけに、謝罪後も厳しい声が噴出している状況だ。


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■マスコミの行動に批判の声

被災地でのマスコミによる無神経とも思える行為は関西テレビだけではない。メディア各社が飛ばしたヘリコプターによる騒音で、助けを求める声が聞こえない、住民が眠れないなどの被害が発生。

さらに、夜間に避難所でライトをあて、被災者にインタビューする様子も「無神経だ」と批判されている。そのため、震災関連のテレビ番組に疑問を持つ人も少なくない。

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(画像はTwitterのスクリーンショット)

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■テレビ離れを加速させる可能性も

ヘリコプターによる騒音被害や無神経な取材は、阪神大震災や東日本大震災でもたびたび批判されてきたが、熊本地震でもマスコミは報道の姿勢を変えていない。

昨今はテレビ離れが進んでいるといわれるが、災害情報についてもメディアを通さず自治体や個人がSNSやネットで直接発信する情報のほうが正確であるとの声もある。

ちなみに、しらべぇ編集部の調査で「テレビをみない日がある」と答えた人は36.6%。

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テレビ離れが進むなか、被災地でマスコミが取材と称した迷惑行為を行なえば、「テレビをまったく見ない」人が増加する可能性も高い。被災者の心情を考えた取材を行う必要があるのではないだろうか。

(取材・文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

qzoo

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo
調査期間:2015年9月25日~2015年9月28日
対象:対象:全国20代~60代の男女計1,400名

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佐藤 俊治

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