元探偵が語る実態!「盗聴器で浮気調査する妻」がヤバすぎ
2016/04/08 06:30
浮気調査の手法は人によってさまざまだ。携帯電話や、インターネットを駆使する人もいれば、なんとか証拠をつかもうと自ら尾行をする人もいる。
そんな中しばしば存在するのが、「盗聴器」を使って浮気調査を行う人々だ。
一般的に馴染みがなく、一歩間違えれば犯罪にもなりうる盗聴器。なぜ彼らは浮気調査のためにここまでするのか、元探偵の記者が実例を交えて紹介しよう。
■盗聴器を室内に設置した妻
「盗聴器を部屋に仕掛けられているかもしれない」
神妙な面持ちでかつて記者が務めていた探偵社を訪れたのは、30代の男性だった。
奥さんとは結婚してすでに10年が経過しており、子供もすでに小学校に入学しており、世間的に見ればごく普通の家庭だ。ただ、問題なのは依頼者の浮気癖。この依頼者には、じつは3年以上も不倫関係を続けている同僚の女性がいた。
彼女の存在はしっかり隠してきたつもりだが、最近になり、なぜか妻が不倫の事実を知っていることが判明。さらに、自室で不倫相手と電話をした内容まで知っていたそう。
■偽装型盗聴器の発見
依頼を受け、男性の自室を調べた結果、コンセントに偽装された盗聴器が仕掛けられているのを発見。
また、奥さんの部屋をこっそり調べた結果、受信機と思われるレシーバーを発見。確認してみると、間違いなく依頼者の部屋に付けられた盗聴器の音声を拾っていた。
この盗聴事件の後、両者は離婚に踏み切っている。しかし、一度盗聴されたトラウマから、依頼者は別居後も盗聴器が仕掛けられていないか気になり、探偵社に何度か相談の電話があった。
■盗聴器の使用は犯罪にはならない?
盗聴器の使用は違法性が高いと言われる。しかし、それはあくまで可能性の話であり、盗聴器の販売、購入、そして使用を禁じる法律が日本にないことは知られていない。
そして、盗聴器はインターネット上でごく普通に販売されており、その市場規模は10億円にも上るとされている。なかでも売れ筋と言われるのが、上記のケースでも登場した、コンセント型の盗聴器である。
コンセント型は安いものなら1万円ほどで購入できてしまう。安価なタイプのものなら、3000円もあれば買えるため、子供がいたずらとして使用した事例もある。
さらに、コンセントタップ型は電源から半永久的に電力を受けられる。バッテリー交換の必要がなく、一度仕掛けたら最後、一生盗聴が可能になるのだ。
■盗聴器は誰でも使える時代になった
一見、専門的な知識が必要のように思われがちな盗聴器だが、実際には本体と専用のレシーバーさえ購入してしまえば、ラジオ感覚で使うことができる。むしろ、最新のスマホを使うよりもはるかに簡単だ。
そのため、機械に詳しくない主婦でも、数分で使い方をマスターしてしまうほど。浮気を隠すために携帯の中身を気にする人が多いが、今後はコンセント付近にも気を配ったほうが身のためだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・サナダテツヤ)
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