子会社なのに「本社勤務」を名乗るキラキラ女子がヤバい
2016/03/30 17:30
先日、タレントでコンサルタントのショーン・マクアードル川上(ショーンK)氏が経歴詐称で報道されたのは記憶に新しい。
彼の場合、学歴や職歴など、さまざまな点で詐称があったが、なにもそれは芸能人に限らない。一般人でも、たとえば「子会社勤務なのに、見栄をはって本社勤務と偽る」ようなことはないだろうか?
■勤務先を「ショーンKする」人は確実に存在する
しらべぇ編集部では全国20代~60代の子会社勤務経験者の男女485名に調査した結果、「子会社勤務なのに本社勤務だと嘘をついたことがある」と答えたのは全体の6.2%。
また、男性は7%弱と、女性よりも勤め先を気にする傾向が見られた。
■本社勤務と偽るキラキラ女子の体験談
少数派だが、「本社勤務」と偽る人がいると調査を通じてわかった。しかし、ウソにはやはりリスクがつきもののようだ。しらべぇ取材班は都内OLの女性Mさん(24歳)に実体験を語ってもらった。
「昔から丸の内OLという言葉に憧れていた私は、就職活動でも丸の内に本社がある会社をメインに就活。結果的には某有名企業…の子会社勤務になりました。就活って難しいですよね。
最寄り駅も茅場町なのですが、徒歩圏内だし、合コンでは『職場? 丸の内で~す』と言っていたんです(笑)
社名も、本当は『本社の名前+○○サービス』というのが正式名称なんですけど、本社の名前だけを言ってました。嘘ついてるわけではないですよね? 略しているだけで。
十数回目の合コンで出会ったのが今の彼。総合商社勤務で、20代中盤なのに年収が700万もあるエリートなんですよ。学歴も東京の有名私大だし、文句なし。
記念日にはネックレスもくれるし、帝国ホテルのディナーも夜景もプレゼントしてくれるし…。幸せな日々でした、彼が職業を偽っていると知る日までは。
ある時、昔の友人が彼と同じ会社に勤めていることがわかったんですよ。そこで彼の話をしたら『そんな名前のやつ、いないぞ』って。なんと、本当は子会社勤務で、それを私に隠していたんです。
年収も聞いていたより200万円も低いし。もうショックで別れることに決めました。稼いでない男に魅力を感じないんです、私」
経歴を詐称していたという意味では、似た者同士で相性がいいようにも思えるが、本人は納得がいかなかったらしい。読者諸氏は、騙されないようくれぐれも注意しよう。
(取材・文/しらべえ編集部・岡本拓)
【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年3月18日~2016年3月22日
対象:全国20代~60代の子会社勤務経験者の男女485名
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