春はオートバイの季節!「DCT車」ならあなたも乗れる?

オートバイ
©写真AC

今やクルマはAT車が主流。MT車には付きものの左足で操作する「クラッチペダル」を操作したことがないという人も多いはずだ。

クラッチは、発進停止とシフトチェンジで右足のアクセル・ブレーキとは別の動きで踏んだり戻したりを繰り返さねばならない。渋滞などでノロノロ運転では、厄介な存在だ。

オートバイのMT車では、ペダルの代わりにクラッチレバーを左手で握ったり離したりして操作することになる。

自転車のブレーキ程度の力で操作できる軽いクラッチならいいが、まるで手のひらを鍛えるためにあるかのような「激重」を強いられる車種も少なくない。ノロノロ運転での扱いづらさは、クルマ以上だ。

スクーターに多いAT車はクラッチがないが、オートバイは趣味的な要素が大きい乗り物だけに、好んでMT車に乗る人もまた、クルマ以上に多い。


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■AT/MT両搭載車が登場!

ホンダ NC700X
DCT搭載グレードの選択が比較的安価にできたことで話題になったホンダ NC700X

ここへ来てオートバイにも、「DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)」と呼ばれるシステムを持つ車種が出てきた。簡単にいうとATとMTを場面によって切り替えることができる仕組みのことだ。

クルマへはすでに導入されていたが、ホンダが一部車種に搭載したDCTはオートバイで世界初。ATとMTの「おいしいとこ取り」ができる。

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■とにかく楽ちん、でも楽しい

ツイッターでは、渋滞時の運転しやすさを体感したライダーのつぶやきを見つけることができた。 DCT車なら、街を飛び出して道路状況が変われば、ATモードからMTモードに切り替えて自分なりの走りを楽しめそうだ


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■「ATなら乗る」約2割

数年以上前のことになるが、人気番組「アメトーーク」の「バイク芸人」の回では、山口智充さん(ぐっさん)の…

「(オートバイに)乗っていない人は、決して損をしているわけではない。しかし乗っている人は得をしている」

という趣旨の発言がオンエアされたことがある。「バイク好き」のツボを突く「名言」に膝を打ったライダーも多いのではないだろうか。

風を切って走れば、日常の風景もひと味違って見える。そんなオートバイならではの楽しみをより広い層に味わってもらうためにも、DCT車のように「敷居が低くする工夫」は、もっとあっていいのかもしれない。

グラフ

なおアンケートサイト「マインドソナー」の調査によると、「オートバイにAT車が増えたら乗ってみたい」と思う人の割合は約22%だった。

(文/しらべぇ編集部・上泉純

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Sirabee編集部

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