他人の子供がイタズラ… 「叱れる or 叱れない親」に県民性が
「他人の子供を叱れるor叱れない人」には特徴があるようだ。
2016/03/06 08:00
子供が何か悪いことをしたら、注意してあげるのが親のつとめである。だが他人の子供がそうしたときに、見過ごさずに怒ることができるだろうか?
「親同士の関係性もこじれるかも…」と考えると簡単に踏み切れるものではないようであるが、「他人の子供を叱れるor叱れない人」には特徴があるようだ。
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■他人の子供を叱れるのは3割
しらべぇ編集部が全国20代〜60代の子供のいる男女646名に調査をしてみたところ、全体では約3割の人が他人の子供でも怒れると回答。
どういったシチュエーションで叱ったことがあるのか聞いてみると…
「ピンポンダッシュをしていた近くの子供を見つけて、怒ったことがある。その後もやめなかったので、追いかけて注意したことも」(50代男性)
芸能界では、昨年放送のバラエティ番組『しゃべくり007』(日本テレビ系)に出演した女優の高畑淳子が、息子の裕太が小学生のころに友達から恐喝にあっていると知ったと明かした。
そのとき淳子は、相手の家に押しかけて「うちの息子を今度いじめたら絞め殺すぞ!」と怒鳴ったらしい。過激な発言でもあるが、これ以降、裕太へのいじめは減ったそうだ。
子供がいじめられたときに助けられるのは、親なのである。
■怒れる兵庫県民、怒れない愛知民
また都道府県別の調査では、兵庫県民と愛知県民で大差が見られた。その差は、2倍以上も!
この数値だけでいうと、兵庫県民は他人の子供でも叱ってあげることができ、一方の愛知県民はスルーする傾向にあると言えそうだ。
埼玉県民の3割と比較しても、兵庫県民の叱れる率はかなりのものであるとわかる。
■専業主婦(夫)は怒りたくても我慢…?
職業別の調査でも、興味深い結果が。
子供の親同士、コミュニケーションを密に取る立場であろう専業主婦(夫)ほど、その後の関係性を気にしてか他人の子供のイタズラや行いは注意したくても見過ごすようである。
「家に遊びに来ては、いつも冷蔵庫の中を覗いて勝手に飲み食いするお友達がいて…。冷蔵庫を見られるのは耐えられないほど嫌だったけど、ここで怒ったら子供同士の仲もこじれてしまうかもしれないと我慢した」(40代女性)
ある程度のイタズラは仕方がないかもしれないが、こうしたときに他人の親から「お育ちがわかる」と思われてしまうこともあるのだろう。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)
対象:全国20代~60代の子供のいる男女646名