スーパー戦隊40作品記念!今度のヒーローは「動物」?
2016/02/15 19:00
こんにちは、モノブライトのベース、出口です。皆さん、昨日始まったスーパー戦隊シリーズ最新作『動物戦隊ジュウオウジャー』はご覧になりましたか?
今作でスーパー戦隊シリーズは40作を数え、戦隊のモチーフはこれまで数々の戦隊で使用された動物モチーフの記念作にふさわしい、まさに王道スタイルです。
しかし、なぜこの記念作のタイミングで動物モチーフなのでしょうか。今回は動物戦隊ジュウオウジャーのスタートを記念して、動物とヒーローの関係性と、これまで登場した動物モチーフの変遷をご紹介します。
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■共通項は「力強さ」と「親しみやすさ」
スーパー戦隊シリーズ40作の間で、「恐竜」や「伝説上の生き物」を抜いた現実世界に存在する動物をモチーフにした戦隊は7作です。
モチーフになった動物のほとんどは、狩りをする動物です。
その理由は、ヒーローは悪を打ち砕く強い力を持っていなければならないので、その力のわかりやすいイメージとして「食物連鎖の上の部類に存在する動物」になっています。
不用意に近づくと、私たち人間も簡単に襲われてしまうほどの強大な力。
しかし、その強大な力は他者を傷つけるためではなく、自分や自分たちの子供の食料確保のため、外敵の脅威から種を守るために使われる、優しさに溢れた力なのです。
ヒーローの戦う姿と動物たちの営みには、強さと優しさが溢れています。
この共通項から、スーパー戦隊において動物モチーフは王道とされ、40作の記念となる今作ジュウオウジャーのモチーフに採用されたのではないでしょうか。
■子供たちへの配慮? ちょっと微妙な名前の秘密
スーパー戦隊のメンバーの名前は「戦隊名+色」もしくは「色+数字」、この組み合わせが基本ですが、動物モチーフの戦隊は「色+動物」、「戦隊名+動物」の組み合わせも出てきます。
たとえば、太陽戦隊サンバルカンはバルイーグルなど「バル+動物」、鳥人戦隊ジェットマンは、レッドホークなど「色+動物」です。
モチーフになった動物はほとんどが英名(鮫はシャークなど)に置き換えられます。しかし、英名の難易度が高すぎて微妙な名前になったメンバーがいます。
それは、超獣戦隊ライブマンのメンバー、グリーンサイ。
レッドファルコン、イエローライオン、ブルードルフィン、ブラックバイソン、グリーンサイ。サイ!? え、ひとりだけサイ?? これは私が子供の頃、名前を聞いて率直に思った感想です。
サイの英語は「ライノセロス」(rhinoceros)、もしくは「ライノゥ」(rhino)。そう、他のメンバーに比べて圧倒的にわかりにくいという理由で、グリーンはそのまんまサイと名付けられたのです。
今なら「グリーンライノス」みたいに、わかりやすくてカッコいい名前にすると思うのですが、グリーンサイはなんとも微妙な名前。
このリベンジとして、ジュウオウジャーの追加戦士としてサイ(ライノス)が出てきそうな予感がするのですが、はたして結果はいかに。
■動物の魅力
動物が持つ力強い生命は、子供から私たち大人までも魅了し、感動を与えてくれます。その感動の根底には「生きることの力強さ」が、人間と動物、種族を超えて共感できるからだと思います。
スーパー戦隊シリーズ最新作は、種族を超えた人間を含めた動物たちの物語。力強くて優しい物語になると思うので、皆さんもこれから1年、全力で動物戦隊ジュウオウジャーを追いかけましょう!
(文/モノブライト・出口博之)
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