映画製作本数世界一はアメリカじゃない! 各国の映画事情
国によって映画の特徴が面白いほど違う。
映画には、アメリカのハリウッドをはじめインドのボリウッドや香港のカンフーなど、国によって特徴が大きく異なる。各国の歴史的背景や詳しいことはgoogleに任せるとして、できるだけ分かりやすく各国の映画の特徴を紹介したい。
■アメリカ映画
全米が泣き出し、震える衝撃を抑えきれないのが特徴。派手な演出が多くバカパニック映画を量産しているが、分かりやすいストーリ展開で暇つぶしには最適だ。
■インド映画
インド映画は「ボリウッド」と呼ばれ、アメリカにつぐ映画大国。ミュージカル風に作られることが多く、物理の法則を超越していることが多い。
これらは、「サラ」と呼ばれる手法からくるもので、笑い、悲しみ、勇気、恐怖、驚き、憎しみ、怒り、安堵の9つの感情を入れないといけないようだ。この「サラ」を無理やりストーリに組み込むため、3時間の長尺映画になりがちだ。
■フランス映画
世界三大映画祭のひとつにも数えられる、カンヌ国際映画祭開催の地。映画のテーマが、愛や性などとりあえず魅惑的。芸術的、哲学的表現も多く、フランス映画を難解なものにしてしまっている要因のひとつだろう。
■チェコ映画
とにかくクレイジー。一度見たら忘れられない印象的な映画が多い。猟奇的な登場人物が多く、異世界感は断トツ。マリオネット文化が強く、人形劇やアニメ作品が多いのも特徴。
■ドイツ映画
ナチスやベルリンの崩壊など、歴史的に大きな転機を迎えた影響もあってか、平和を願うメッセージ性の強い作品が印象的だ。名作と呼ばれる映画は意外にもドイツ映画が多いのかもしれない。
■香港・中国映画
香港映画はブルースリーやジャッキーチェンを世界的に有名にさせたカンフーアクションが印象的だろう。しかしその裏で中国映画は国際的に配給されづらい背景があり、巨額の額の製作費を投じて力を入れているようだ。
■ナイジェリア映画
映画製作本数世界一といわれ、「ノリウッド」と呼ばれている。制作本数は約2千本でアメリカの約3倍。低予算で作られた映画はアクションから、アダルトまで幅広いジャンルの広さでほとんどがハッピーエンドの筋書きだ。
この国では誰もが映画監督になれるといわれているほど、身近な存在のようだ。
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(文/しらべぇ編集部・ふふふふ)