電車で赤ん坊が大泣き…母親が訴え「赤ちゃん専用車両を」
2016/01/30 08:00
電車の中で、赤ちゃんが大きな声で泣いている状況に遭遇したことがある人もいるだろう。
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「赤ちゃんだから泣くのも仕方ない」と思いながらも、中にはイラ立って舌打ちをしているような人も見かける。しらべぇ編集部では、全国20代〜60代の男女1353名を対象に「電車での赤ちゃんの泣き声にイラッとする」人の割合を調査した。
■赤ちゃんの泣き声にイラ立つ人は3割
全体では、赤ちゃんの泣き声にイラ立つ人はおよそ3割。大多数の人が優しい目で見つめているとわかる。だが年収別で見ると、もっともイラ立ちを覚えている人は1000万円以上の高年収であると判明。5割にも迫っていたのだ。
■母親が訴え「赤ちゃん専用車両を作って」
編集部では、1歳児の母親である20代女性に話を聞くことができた。彼女は赤ちゃんを連れてよく電車を利用するようで、以下のように申し訳なさを語っている。
「いつ子供が泣き出すかわからないので、電車に乗るときはいつもハラハラしてます。朝の通勤電車や、帰宅時のラッシュに乗らなければいけないときは、私も憂鬱です。絶対に泣き出すに決まってるので…。優しい方は一緒にあやしてくれたりしますが、サラリーマンの方などは明らかに嫌な顔をして、聞こえるようにため息までしてきます。
同じように苦労しているお母さんはたくさんいるはずなので、『赤ちゃん専用車両』を作ってほしい。赤ちゃんと一緒でも、堂々と電車に乗りたいんです」
以前、自民党衆院議員・野田聖子氏も「子連れ専用車両、子育て専用車両」の必要性を訴えていた。
「赤ちゃん連れの人とそうでない人たちを混在させるのではなく、区切るのはどうかと思っています。現在、ラッシュ時などに女性専用車両が設けられていますよね。同じように、子連れ専用車両、あるいは子育て専用車両と言っても良いかと思いますが、そういったものをつくるのです。
そのなかでは、もちろんベビーカーはたたまなくてもいいし、赤ちゃんが泣いても大丈夫。授乳だって、周りの目を気にせずにすることができるでしょう」
(ハフィントンポスト 野田聖子氏のブログ記事『日本は、赤ちゃんに優しい国になれるか』より引用)」
この野田氏の意見には賛否あったが、上記の女性のように賛同を示す人もいる。
赤ちゃんはなぜ泣いているのか…その理由は母親でもなかなか気づけないし、すぐに泣きやませることも難しいだろう。母親は赤ちゃんと電車に乗るとき、周囲の厳しい視線を背中に受けながら耐えているのである。
泣き声にイラ立ってしまう人がいるのもわかるが、そうした母親たちの気持ちを理解してあげることも必要なのだろう。
(取材・文/しらべぇ編集部・chan-rie)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年12月22日~2015年12月24日
対象:全国20代~60代の男女1,353名
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