「こんなお客様は神様です」キャビンアテンダントに語り継がれる勇敢な行動とは?

Friendly cabin crew in an airplane smiling©iStock.com/andresrimaging

「昼下がり、満席の便での出来事です。離陸後キャビンを巡回していた時から気にはかけていたのですが、実際にあのような大事の事態になるなんて…


あの男性のお客様が居てくれて本当に助かりました」 (日系航空会社Lさん)


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■客室で発生するトラブルとは?

機内のスペースは狭く限られており、また様々な人が搭乗してくるため発生するトラブルも千差万別。具体的には、

・他の乗客に荷物の収納スペースを独占された
・隣に座っている乗客の香水が強くて気分が悪い
・子供の鳴き声がうるさくて眠れない
・団体客が騒ぐのでリラックスできない
・他の乗客が空席に荷物を置いているため自分が利用できない


など、細かく上げればきりが無いほど。日々機内で不快な思いをされているお客様は意外にも多くいるそう。とくに日本人のお客様は思っている胸の内を表さない方がほとんど。

その中でも頻繁に発生しCAの頭を悩ませるのが、「座席の背もたれ倒し過ぎ」問題。

CA同士でも情報共有して注意を向けていたんです。『あの男性のお客様、ちょっと背もたれ倒し過ぎじゃない?』って。


後ろの座席のお客様も男性で体が大きいため、スペースがほとんどなくて。しばらく様子を見て改善されないようなら、背もたれを少しだけ戻してもらうよう声かけをしようと考えていました。


そしたら、ドリンクサービス中、いきなりその男性同士で殴り合いの喧嘩が始まったんです。


そのときCAは全員サービスカートを引いていました。そのため、お客様の安全を考えると現場まで急いで戻るのが難しく、とりあえず大声で制止していました。そんなとき…


ある一人の男性のお客様が、喧嘩をしている二人の間に飛び込んでくれたんです!


あのお客様が体を張って仲裁に入ってくれて本当に助かりました。大勢のお客様がいる中、躊躇せず行動してくれた…その勇気ある姿に感動しましたし、本当にHEROみたいでした」(日系航空会社Lさん)


機内での暴力沙汰は安全運行に支障が出る上、サービスも一時中断せざるを得ない。とくに男性同士の喧嘩は女性のCAが力では止めるのが大変で、正直恐怖を感じるCAも多くいるみたい。

ピンチに陥った時その人の本質が表れるといいます。自分の身の危険を顧みず身体を投げ打ったその男性は、きっと正義感の強い人なのでしょう。これからもCAの記憶に残り続けるに違いありません。

(取材・文/しらべぇ編集部・きさりん

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Sirabee編集部

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