シーズン到来の紅葉狩り!本気で狩っちゃう人の「やめられない性癖」とは?
2015/11/07 11:00
©iStock.com/Chris Bernard Photography Inc.
9月の北海道を皮切りに、本州を南下しつつある紅葉前線。暖かい地方でも、そろそろシーズンを迎えるところが多そうだ。
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■狩らない「狩り」=紅葉狩り
秋から初冬の行楽で、紅葉の名所を訪れて楽しむ「紅葉(もみじ)狩り」は定番中の定番。どっと押し寄せる観光客らは、感嘆の声とともに絶景をカメラに収め、グルメや温泉など次の目的地へと去って行く。
もちろん枝からモミジを「狩る」人などまず見られない。木から落ちた葉を手に取って楽しむくらいがせいぜいだ。
この点で「紅葉狩り」は、同じ秋の行楽でも狩らない人の方が珍しい「マツタケ狩り」「ナシ狩り」「ブドウ狩り」などとは大きく異なる「狩り」だといえよう。
「しらべぇ編集部」の調査によると、「紅葉狩りでモミジを狩ったことがある」と答えた人の割合は16.9%。
6人に1人と少数派だが、行楽地では見かけないという事実からすると、彼らが人目に付きにくい場所を選んで「本気の紅葉狩り」を楽しんできたことがわかる。
■本気で狩る人に多い「性癖」とは?
さらに調査を進めると、「狩ったことがある人」は「道を歩いているときに、ついつい歌ってしまう」という性癖を抱えている割合が目立つことがわかったのだ。
「本気の紅葉狩り」を好む人には、社会の目が届きにくいところで自由に過ごしたいというマイペースな側面があるようだ。
なお樹木の枝を故意に折り取る行為は、窃盗罪や国有林野法、国立公園法などに抵触するリスクがある。注意しておきたい。
■花より団子、モミジ狩るより「あの」銘菓
©iStock.com/somchaij
一方で「狩ったことがない」と答えた人を47都道府県別に見ると、北海道と広島県で高い割合を示した。北海道では、道内人口の3分の1以上にあたる190万人が集中する大都市・札幌でも、街路樹や公園などの木々が見事な色づきを見せる。
札幌を除く各地ではなおさらのこと、自然が豊かな北海道では、わざわざ「狩る」必要がないほど紅葉が身近な存在なのだろう。
広島では、県内随一の紅葉名所「安芸の宮島」が厳島神社の聖域とされ、殺生のみならず樹木の伐採もタブーとしていることが大きいかもしれない。
宮島では、狩れないモミジの代わりに持ち帰ってもらおうと、銘菓「もみじまんじゅう」の店が軒を連ねて待ち構えている。
「花より団子」でもないだろうが、ここはひとつ、モミジよりも「まんじゅう」を思い出に持ち帰りたいところだ。
(文/しらべぇ編集部・前田昌宏)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2015年10月23日~2015年10月26日
対象:全国20代~60代の男女1381名
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