焼いても煮ても茹でてもうまい!仙台名物「牛タン」はおいしさ七変化

牛タン定食

牛タンといえば、焼肉のタン塩が一般的。レモンや刻みネギと一緒に食べるため、さっぱりしていて焼き物の最初に頼む人が多い。だいたいが薄切りだ。

しかし、仙台名物として知られる「牛タン焼き」は、このぶ厚さながら柔らかく噛み切れる。しかも、外はカリカリ、中はジューシー。この郷土料理は、どのように生まれたのだろうか?


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■西洋料理をヒントにして戦後に誕生

じつは、牛タン焼きの歴史はそれほど古くない。戦後まもない1948年、仙台で焼鳥店を営んでいた佐野啓四郎氏が、若いころにフランス人シェフから教わった牛タンを「なんとか日本料理に使えないか…」と考えたものだという。

佐野氏の店「味太助」は、代替わりした今も元祖として人気を集めており、北海道から東京まで分店もある。

なお、仙台で食べられる牛タンのほとんどは国産ではなく、脂のノリがいい米国産などが多いようだ。

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■東京に支店がない店を探してみよう

観光などで行く読者のために、せっかくなら東京では食べられない店を…と探していると、食べログ3.61点の気になる店を発見。「仙台 牛タン」でも4位にランクインする「牛たんの一仙」だ。

牛タン一仙


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 ■見よ、このぶ厚さを!

牛タン焼き

食べごたえ抜群だが、上手に包丁を入れているせいか塩味もちょうどよく馴染んで、噛み切りやすい。


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■牛タン焼きといえば、テールスープ

テールスープ

牛タン焼きのランチや定食には、あっさりとした旨みのテールスープがつくのが基本。テールというと骨ばかりと思われるかもしれないが、 まるでブロック肉だ。


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■ぐつぐつ煮立ったタンシチューもうまし!

タンシチュー

デミグラスソースで煮こまれた「牛たんシチューランチ」も、焼きと同じく1450円。焼きかシチューか、悩ましいところだが、こちらのお店ではセットについてくる「とろろ」をミニシチューに換えることもできる。


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■わさびか辛子でいただく「ゆで牛たん」も食べておきたい

ゆでタン

煮込んだシチューとはまたひと味違う、箸で崩れるような柔らかさ。一口に牛タンといっても、料理法も味わいもさまざま。できれば、グループで行ってシェアすると楽しいかもしれない。

【牛たんの一仙】
住所 仙台市青葉区一番町4-3-3-B1F
営業時間 [月~金]11:00~15:00/17:00~24:00[土・祝]11:00~24:00[日]11:00~22:00

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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タカハシマコト

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