1年以内に取り壊されるディープスポット東京都北区さくら新道ではスナックに入ろう
2015/08/17 09:00
JR京浜東北線王子駅中央口からすぐの場所にある木造長屋の「さくら新道」。戦後闇市から続く昭和の香り佇む空間です。
さくら新道の目の前には、桜の名所として人気の「飛鳥山公園」があります。満開の桜が咲き乱れる季節に限らず、カジュアルな装いの家族やカップルで常に賑わっている場所です。 画像出典:Wikipedia
山の陰になってしまうため、やや暗いイメージを持たれがちなさくら新道。
夜になると飛鳥山公園の人はいなくなり、界隈は静まり返って少々寂しい雰囲気に包まれますが、さくら新道では2つの飲食店がいまだに営業中です。過去には、20軒以上の飲食店が軒を連ねていたものの、2012年に発生した火災の影響で現在はこの二軒だけとなりました。
ただ残念ながら、こちらも区画整理のため、あと1年ほどでお店を畳んでしまうとのこと。
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◆さくら新道のディープスポット!スナック「まちこ」
東京都北区王子1丁目3−18
こちらのお店は、人気漫画『東京都北区赤羽』の作者・清野とおるさんが「ゴハンスキー」(『週刊SPA!』連載中)の取材で訪れたお店としても有名。
現在、お客さんのほとんどが常連。事前に団体で来ると連絡をすれば、お食事のご用意も可能です。
飲み物は、ビール・日本酒・ウイスキーが中心。常連客のボトルキープがズラリと並びます。
店内には最近ではあまり見かけなくなったピンクの電話も。
なんと、スナック「まちこ」は無料でカラオケ歌い放題。1年後、壊されてしまう前に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
(文/しらべぇ編集部・松岡佑季)
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