【オシャレの目覚めは5段階で進化!】キテレツ・ブランド・ユニクロ期とは?
2015/08/01 07:30
©iStock.com/Tomwang112
こんにちは、スタイリストの久保田(フランソワ)です。
生まれつきオシャレな人なんていません!
では、オシャレな人は一体いつからオシャレになったんでしょう?
ある日突然オシャレに! ということはあまりなく、ほとんどが徐々に段階を踏んでオシャレになって行きます。
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■5段階のオシャレ進化論
きっかけは人それぞれあるでしょうが、オシャレの進化段階としてはおおむね以下のような過程をたどります。
①ちょっと変わったものが気になる期
②キテレツ期
③ブランド期(トレンド期)
④ユニクロ期
⑤ミニマル期
①ちょっと変わったものが気になる期
画像出典:Amazon
シャツの袖口裏だけが柄とか、ボタンが一個だけ違う色になってるとか、胸に小さいリボンが3つ付いてるとか、そういう変化球的ギミックに魅力を感じる時期です。
オシャレに目覚めたて、または異性の目を意識した服選びを始めたあたりは、とかくこのように「ベースは今まで着てた服なんだけど、どこかちょっとだけ変わってる」物に手を出しやすいものです。
自分でも手を出せる範囲のオシャレ、ということなのでしょう。
また、こういう服は他人からいじられやすい(褒められやすい)アイテムなので、オシャレ初期にはうれしい自信にもなります。
そういう意味でも、進化の過程で外すことのできないファーストステップです。
※注意!こういう服を「何それ、オシャレだね」とイジる人の多くが、あまりオシャレではない人です。その褒め言葉を信じて勘違いが加速するとステップ②にどっぷりはまって抜け出せなくなります。
②キテレツ期
前述の①で味をしめ、とにかく珍しくて目立つ服を追い求める状態です。
初期のうちは派手な色や柄の服が多くなる程度ですが、徐々に感覚はマヒしてくるため、だんだんキテレツな服に手を出すように。
本人はゴキゲンなのに家族から白い目で見られることも少なくありません。
メンズの場合、やたらドクロや十字架モチーフを欲しがるのもこの時期。
多くは中高校生~専門学校生あたりで通る道筋ですが、オシャレの目覚めが遅いと30代、40代でもハマります。
中にはこのステップを飛ばしていきなり「③ブランド期」に入る人も。
【ファッション具体例】
ヴィジュアル系、クリエイティブブランド系、きゃりーぱみゅぱみゅ系、ゴスロリ系、など
画像はサカゼンのHPスクリーンショットです
③ブランド期(トレンド期)
ステップ②に限界を感じ始めると、次に進むのが「③ブランド期」です。
ヴィトンやグッチといったいわゆるハイブランド品や、そこまでいかなくても何かしらブランド名が入った物に頼り始めます。
一度自分のファッションを見失って自信がないため、 「自分のセンスよりブランド名」を心のよりどころにしたいのです。
行きすぎると、ノーブランド品では落ち着いて身に付けていられない状態にも。
服に無頓着だった人が突然大金を掴んでしまった場合もこのブランド期に踏み込みがちです。
同時期に、ブランドではなく「トレンド」に頼るケースもあります。
「よくわかんないけどとりあえずトレンドって言われてる服着とけば外さないだろう」という感覚から、ファッション迷子の時期にはこのトレンド期にも入りやすいです。
大学生~社会人なりたての女子が多く、女子会で10人中7~8人が同じ服になるのもトレンド期。
④ユニクロ期
いよいよ自分のセンスや好みも固まってきて、「安くて高品質」なものを見る目が養われます。
そこでベーシックアイテムはユニクロで、デザイン性の高いアイテムはそれなりの店やブランドで、という賢い「買い分け」ができるようになります。
他にも結婚、出産をきっかけに、経済的理由からユニクロ期に入るパターンも多いです。
⑤ミニマル期
一通り経験したあとは、いよいよ自分のファッションが確立し、ムダな装飾が削ぎ落とされた「洗練されたオシャレ」になります。
服を完全に”着こなせる”ようになるため、なんてことないシンプルな格好がさまになるという状態。
まれに20代でもこの境地に達している人がいますが、通常はここまで来るのに15年~20年くらいのキャリアが必要です。
どの段階であれ、オシャレを楽しんでいれれば何よりです。
(文/久保田フランソワ)
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