カレー屋で、取り放題の“らっきょう”の減りが福神漬けと拮抗する理由【コラム】
2015/07/07 19:00

どうも、「しらべぇ」の箸休めコラム担当、パ紋作家の原田専門家です。「どれが好きか?」でもよく話題に上がる“カレーの付け合わせ”について調べてみました。
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暑くなってくると食べたくなるカレー。暑くなくても基本的に食べたいカレー。そのカレーに華麗に彩る存在といえば、それは福神漬けとらっきょう!
育ってきた環境が違うから、福神漬けは否めないのか、らっきょが否めないのか…。世間的にはどちらが好まれているのかと聞くまでもなくおそらく福神漬けなんだろうな、と思いつつ、知り合いに聞いて回ってみました。
K子「断然、福神漬けです! 実家でのカレーは福神漬けだったので」
T子「私らっきょうは食べれないんです」
K美「どっちでもないです、カレーを楽しむ感じです」
R美「らっきょう! らっきょうはそのまま食べて、福神漬けはカレーにからめつつ食べます」
といった感じで、おおよその予想を裏切ることなく、圧倒的に福神漬け派が多数でした。Wikipediaの「福神漬」の項目にも「日本でカレーライスに添えられるもっとも定番の漬物である」と書かれているように、8割9割の人は福神漬けを選んだ次第です。
ちなみに、カレーに最初に福神漬けを添えたのは、昭和初期の日本郵船。一等客船の食堂がカレーに福神漬けを添えたのが元祖だと言われております。

そんな歴史的背景からも「カレーには福神漬け」というデファクトスタンダードな状況のなか、どうしてらっきょうが添えられるようになったのか? これについては、いつどこで、誰が始めたのかの正確な記録はありません。
ただし、福神漬け以前にもカレーには“ピクルス”が添えられていたことがあり、ピクルスの強めの酸味に馴染めなかった昭和初期当時、ピクルスに似たらっきょうの甘酢漬けが添えて出されたのでは、ということのようです。それがどこで始まったのかが不明なんですね。
またこのほか、らっきょうの酸味が辛さを抑える、カレーの辛味と酸味のバランスが食欲増進してくれる、薬効もある、アリル硫化物が消化を助ける、さらにポークカレーの場合、豚肉のビタミンB1の吸収に役立つ…などなど、らっきょうは様々な効果をもたらすとも言われています。
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さて、今度は、福神漬けとらっきょうのどちらも自由に付け合わせられる街のカレー屋さんに、「福神漬けとらっきょうはどっちのほうが早く減るか?」を聞いてみました。結果、やはり「福神漬けのほうが早く減る」とのことでした。
意外にも6:4くらいの割合だそうですが、そもそもカレー屋さんで福神漬けとらっきょうの両方を用意している店自体が少なく、ほぼ福神漬けのみを添えて出す(もしくは福神漬けのみテーブルに置かれている)店ばかりなので、両方を置くカレー屋さんでは普段なかなかお目にかかれない“らっきょう”につい手が伸びてしまうということが考えられます。
また、ボクみたいならっきょう派は、こういう“両方置く店”を常にチェックしており、「らっきょうを食べる」ことを目的のひとつとして足を運ぶので、6:4と割合が拮抗するのでしょう。
今まで福神漬けでしかカレーを食べていなかった人も、ぜひらっきょうを付け合わせてみて、新たなカレーの箸休めを経験してみてはいかがでしょうか?
(文/原田専門家)
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