ホテルが抱える悩み…ホテルに泊まってないけどトイレだけ利用したことある人を調査！

トイレ博士・佐藤満春です。今回は「ホテルの公衆トイレ化問題」について考えてみます。

まず、ホテルに泊まっていないのにトイレだけ使ったことのある人がいるかを調べてみました。

ホテルのトイレを宿泊しないのに利用したことがある

全体では、43.0％でした。驚いたのは年齢で大きな差が出ていたこと。

50代・60代にはこんなに！　常識がありそうな大人のほうが、数字が大きいということは問題です。

デパートやコンビニがトイレをキレイにすることで店の売り上げが伸びたという話は業界では定説となり、今やどのお店もトイレをキレイにすることを心がけているように思います。

そんな中、頭を抱えている人たちがいました。「ホテル」です。コンビニやデパート、商業施設が当たり前のようにトイレを解放することから、そんなのりでホテルの１階にあるトイレを我が物顔で利用されてしまうのだそうです。

商業施設と違い、それによっていきなり売り上げが上がるとは考えにくいです。そしてホテル側は当然「どなたでもご利用ください」とは銘うっていません。勝手に侵入し、勝手に利用していく人のために、高額な維持費をかけることにもなるのです。

そうなってくると困るのはホテルに宿泊している正規の利用者です。特にオフィス街のホテルのお昼時はひどいようで、更に大きなイベントがあった時はホテルのトイレに行列ができることもあるそうです。

ホテルのトイレは公衆トイレではありません。多くの施設でトイレが利用しやすい空間になっているのは素晴らしいことですが、その裏側でこんな問題があることもぜひ覚えておいてください。

今回は、「Check A Toilet」という多目的トイレの場所を検索できるアプリを運営する会社さんから新しいトイレの問題についてご提案いただきました。

また、どこかのトイレでお会いしましょう。
ジャー。

（文／どきどきキャンプ・佐藤満春）

【調査概要】
方法：インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間：2015年5月17日～2015年5月22日
対象：全国20代～60代男女計1671名