低い声で「ポー」と叫ぶアレは何て言ってるのか? レゲエ好きの独特言動を解説!
2015/04/18 10:00
Photo by Philipmj24 on Wikipedeia
暖かくなってくると陽気な音楽が聴きたくなるもの。暑い季節にはやはり、常夏の国生まれの音楽がよく似合います。その代表が、「レゲエ」ですね!
ただ、レゲエをライブ現場などで楽しむためには、事前に知っておくべきことがいくつかあります。今回は、“レゲエファンならではの言動”に焦点をあててレゲエについて紹介しましょう。
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■「ヴァイブス」はギャル用語ではない!
モデルで“ギャルタレント”の今井華さんが『テラスハウス』(フジテレビ系)などで頻繁に使用していた「ヴァイブス」という言葉。
「ヴァイブス高い」「ヴァイブスで生きてる」などの発言から想像できるように、気持ちや雰囲気などを表す意味ですが、これはもともとレゲエファンたちが頻繁に使用していた言葉。ジャマイカ独自の宗教価値観「ラスタファリズム」から発生した言葉・概念とも言われています。
■何でみんな「プーロー」と言ってるの?!
レゲエファンたちは、盛んにセレクター(DJ)に向かって「プーロー!」と叫びます。これは、良い曲やお気に入りの音楽がかかった時、「もう1回かけて!」という意味で「Pull up」と言っています。
つまり、「レコードの針をPull upしてもう1回リピートして!」というリクエストであり、この言葉が聞こえたら、「ヤバい曲だ」ということですね。
■レゲエ好きはなぜみんな指を突き立てている?!
現場が盛り上がったときや「プーロー」唱和の際、よく見る光景です。人差し指と中指を突き立てて見せるポーズ。これは、「ゴンフィンガー」と呼ばれます。
指でGun(銃)のような形をつくることからこう呼ばれており、実際にレゲエの発祥地・ジャマイカでは、音楽がかかっている場所で最高潮に盛り上がった際、興奮して銃を空に向けてぶっ放す輩もいるとか…。そんな、なんともファンキーな起源を持つハンドサインなんですね。
「Pow!Pow!(ポウポウ)」「Bullet!Bullet!(ブリッブリッ)」などの掛け声とともにポーズすると、「いいね!」の意思表示に。
■「鬼ボス」はラスボスではない!
鬼ボスと聞けば、ゲームのラスボスのような“無敵感”漂う響きがあります。
しかし、レゲエファンにとっての“鬼ボス”とは、「超盛り上がる」という意。もともと沸かせることを「ボスる」と言っているので、鬼ボスとは最高に盛り上がっている、盛り上がらせるということですね。
■あのセクシーな腰つきにも名前が!
※画像はYouTubeのスクリーンショットです
レゲエといえば、レゲエダンサーやフロアのギャルによる音楽に合わせた“セクシーな腰つき”に目が釘付けになります。あの独特の腰をクネらす動きは、「ワイニー」と呼ばれるもの。ワイングラスをゆっくりと回すように踊ることから、「Winey」と言われるようになったとか。
知れば知るほど奥深く、知れば知るほど面白いレゲエならではの文化や楽しみ方。踏み出せば、新たな“ハマる”世界があること間違いなしです!
(文/しらべぇ編集部・魔愚陀裸之マリア)
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