【黒田勇樹の妄想的語源しらべぇ】俺の体に住む「寄生獣」を探してみた

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漫画の実写映画化には、賛成も反対もしていませんが、やはり好きな作品ほど比例して、見るのが怖くなる黒田勇樹です。こんにちは。

このコラムでは、子供の頃から芸能の世界で台本や台詞に触れ続け、今なお脚本家やライターとして「言葉」と向かい合っている筆者の視点から、様々な「言葉の成り立ち」について好き勝手に調べ、妄想をふくらませていこうと思います。


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「ひ、膝に小僧がいる!」

そう思ったのは先日、雨が続いた日のことでした。洗濯が追いつかず、部屋で半ズボンを履いていたところ、「膝小僧」がこちらを見ていたのです。

この年になるとなかなか半ズボンを履く機会がなく、疎遠になっていた彼ですが「小僧だ…! 俺の膝には小僧がいる! しかも2人も! 俺の体には俺以外の何者かが住み着いている…!?」そう思い、筆者に寄生している“生物”を数えてみたところ、大変な事実が発覚しました。

まずは4世帯。お父さん指、お母さん指、お兄ちゃん指、お姉ちゃん指、赤ちゃん指、の5人世帯が右手左手右足左足の、4箇所に住居を構えていました。

合計20人! 膝の小僧2人と合わせて、すでに22人が筆者の体に寄生していたのです! サザエさんもびっくりの大所帯。膝小僧はナカジマの位置でしょうか?

さらに驚くべきことに…、鷲鼻、鳩胸、鳥類も2羽、筆者の身体に寄生していました。魚類は鮫肌の1種類だけ、桃尻…は、植物なのでノーカウント(筆者のお尻はとても綺麗です)。目くじらが2頭寄生していると思ったのですが、この「くじら」は「鯨」を指す言葉ではないようなのでこれもノーカウント。

人間だけではなく、筆者の身体は多くの動植物にも、寄生されていたのです。

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ついに見つかった支配者

動植物にまで、視野を広げてみたところ、圧倒的多数で筆者の身体を支配している動物を発見しました。猫背、猫舌、ねこが多数います。犬は犬歯4本の4匹だけですが、この「1本を1匹」と数えるシステムを適応すると…、猫っ毛! 筆者は猫っ毛なのです!

日本人の頭髪の平均本数は10万本程度ということなので、約10万匹の猫が頭に乗っていることになります。小僧2人、指4世帯、鳥が2羽で、サメが1匹、犬が4匹、猫が10万と2匹。どうですか、この猫軍の圧倒的な数!

筆者の体は「猫の王国」と呼んでもおかしくない状態でした。


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22人と2羽と10万7匹

様々な世代や種族に、寄生されていたことが明らかになった今回の調査。読者の皆様も、「自分がどのくらい寄生されているのか」

是非、しらべぇてみてはいかがでしょうか? あ、喉に仏がひとりいるの忘れてた…この人は、生き物として数えていいんだろうか…

(文/ハイパーメディアフリーター・黒田勇樹

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Sirabee編集部

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