「フォント」ひとつで大違い! あなたの書類は「ダサい」と思われてる?

sirabee_popputaiiiiiiiiiいきなりですが、「創英角ポップ体」というフォントをご存知でしょうか?

上記の画像はその創英角ポップ体を使ったものです。身近なもので言えば、現代人の必需品といっても過言ではない「Microsoft Word」にもこのフォントがインストールされています。

このフォントが一躍(?)話題となった出来事が、昨年の5月に判決が出された「大飯原発差し止め訴訟」。これを画像検索してみると…?

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画面はスクリーンショットです

感想はそれぞれあると思いますが、Google先生は創英角ポップ体をこのように捉えているようです。いきなり2番目に出てくる「ダサい」が切ないですね。

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さて、こちらの創英角ポップ体を作成された会社が、名前にもなっている(株)創英企画さん。1973年に設立され、フォントの作成だけではなく、マンションや駐車場の賃貸や管理も行っている会社のようです。

創英角ポップ体が誕生の産声を上げたのは1991年。創英企画さんが展開されている、「字林」シリーズ(約34書体)の1つとして創英角ポップ体は生まれました。

創英企画さんのホームページから引用すると、「グラフィカルかつ遊び心豊か。人目をとらえる工夫がなされている」のがポップ体。用途としても展示や宣伝など、用途が特定されている場所で使用するのが好ましいため、堅い文章には向かないのがわかります。

つまり、大飯原発の差し止め訴訟判決において使われた創英角ポップ体について、ポップ体自体が悪いのではなく、使う場所を間違えているから違和感を与えたり、ダサいと思ってしまう、というほうが正しいのではないでしょうか。

ちなみにこちらが創英企画さんのホームページです。パソコンで閲覧されることを激しくお勧めいたします。

ちなみに、海外で同じような扱いを受けている「Comic Sans」というフォントがあります。

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このフォントに対してのGoogle先生の感想は、こちら。

しらべぇ0107comicsans

より酷いです。さらにはこんな動画まで存在しています。

ファレル・ウィリアムスの「Happy」をパロディした、その名も「Tacky(ダサい)」。「デートにもサービス券持参する」等、日常のダサいことを終始、揶揄した作品。

この動画の1:20頃から、“Got my new resume, it’s printed in Comic Sans”(comic sansで履歴書を書く)と歌われてしまっています。

こちらのComic Sansの場合も、製作者によれば、もともとマイクロソフトの標準フォントとして作ったではなく、特定の用途のために作られたものであるとのこと。

教訓として言えるのは、フォントはフォントに合った適切な場所で。ダサいのはフォントではなくそのフォントにふさわしくないところで使ったユーザーである、ということでしょうか。それではみなさん、今年も1年良いフォントライフをお過ごしください。

(文/しらべぇ編集部・おがたなま

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Sirabee編集部

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