■萩の方は吉田松陰のことを「松陰先生」と呼ぶ
少なくとも、萩市内では吉田松陰のことを「松陰」と呼び捨てにしない方が良さそうです。(←そもそも「あの松陰が…」とか、呼び捨てにはしないと思いますが)。
■萩市のコミュニティバスの通称は「松陰先生」と「晋作くん」
松陰「先生」に対して、松下村塾に入った高杉晋作を「くん」付けにしているところは微笑ましいというか、なんというか。ちなみに、松陰先生は東回り(東光寺、松陰神社方面)、晋作くんは西回り(城下町中心)で、市内の観光地を回る便利なバスです。しかもどこまで乗っても100円。
■萩駅は無人駅
萩にはJR萩駅と東萩駅があり、萩駅の方がメインのような気がしますが、実は無人駅です。中心駅は東萩駅であり、萩駅で降りたものの、何にもないという事態に陥りがちなので頭に入れていきたいところです。(←周辺住民の皆さん、すみません)
■遊覧船「萩八景」は途中で低~~い橋の下をくぐる
萩の景観を川や海から眺める「萩八景」は、約40分の遊覧船です。運行期間は3月~11月。桜の開花時期には桜観賞コースも運行されます。途中で低~~い橋の下を通るので、客も身を屈める必要があり、そこがまた楽しいです。
■シロウオの踊り食いで度胸が試される
萩市を流れる松本川で2月中旬から4月上旬にかけて行われるシロウオ漁は、萩ではおなじみの光景。生きたままのシロウオを、すいち(酢醤油)につけて食べるシロウオの踊り喰いは、少し度胸の必要な独特の食べ方です。
この踊り食いは地元のテレビ番組でもよく紹介され、ある意味、山口のテレビ局のアナウンサーにとっては避けて通れない道となっています。
■圧巻の2万5000本のヤブツバキ
椿群生林のヤブツバキは2月下旬から3月下旬に見頃を迎えます。見頃に合わせて「萩・椿まつり」が開催されます。
■萩本陣の短いケーブルカーは廃止されてSL型シャトルバスに
地元で有名な旅館『萩本陣』。旅館と展望台とを結ぶケーブルカーが好評でしたが、廃止されて現在はSL型のシャトルバスに。ケーブルカーファンにとっては残念ですが、日本海が一望できる絶景の足湯はおすすめです。道中には恐竜の像が鎮座しています。
しかし、なぜSL型にしたのか、なぜ道の途中に恐竜が鎮座しているのかは筆者も知りません。
というわけで、本文では吉田松陰”先生”自身にまつわることは全く触れませんでしたが(笑)、それはまた別に機会に。