【年末の買い出しに】プロの邪魔をせず「築地場内市場」を徹底攻略する方法

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世界最大の魚市場、築地。「やっちゃば」と呼ばれる青果市場や、小売店が軒を連ねる「場外市場」もあるが、なんと言っても日本中、いや世界中からもっとも美味しい魚介が集まる、場内の魚市場は、活気と魅力に満ちあふれている。

ガイドブックでも紹介され、外国人観光客なども多く見られるようになった築地だが、そもそもは魚屋さんやお寿司屋さんなどが仕入れの目を競う鉄火場。一般人がボヤボヤ歩いていると、気の短い市場の若衆から怒声が飛んでくることも。

そこで今回は、年末の買い出しに向けて「プロに怒られない築地場内市場の攻略法」をご紹介しよう。


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①業者の仕入れが終わった「9時くらい」がベスト

朝4時くらいから開店している場内市場の仲卸。そうしたお店のウェブサイトを見てみると、「一般の方が買いに来るとしたら9時くらいから」と案内されている。業者さんの仕入れは8時くらいには終わっているので、場内もすこし落ち着いているはず。

とはいえ、10時すぎには閉店準備をしている店が多いので、「パッと行ってパッと買う」のがポイント。場内の通路は狭いため、きょろきょろチンタラしているとすぐに怒られることもある。

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②値段が書いてなかったら「キロいくら?」と聞いてみよう

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お店によっては、値札を出してないところもあるが、心配しなくて大丈夫。忙しそうでなければ、気軽に値段を聞いてみよう。

「この甘鯛、いくら?」

「ニーサン!」

と言われたとしたら、それは「1kg:2300円」ということ。買い物は1kg単位が基本だが、もっと小さいサイズや個数で売ってくれる店もあるので、尋ねてみるといい。

ちなみに、仲卸での「値切り」は絶対NG。店にしてみれば、毎日買いに来るプロの料理人ならまだしも、一見さんの素人に値引きする理由がない。お互い不快な思いをしないためにも、言われた価格で買うかどうかを決めること。

買うものと量が決まったら、店の奥にある「帳場」でお会計しよう。


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③マグロ、エビ、貝…「専門店」を探そう

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築地の水産仲卸は、約700店。それぞれに「マグロ専門」「エビ専門」「干物専門」…といった強みがある店も。こうしたプロ中のプロの目利きに頼れるもの、市場ならではだ。運がよければ、日本刀のようなマグロ包丁で解体している瞬間に出会えるかもしれない。


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④スーパーでは決して出会えない珍魚にも!

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誰が買うのだろうか、ウツボ…。こうした、一般の流通ルートにはほとんど乗らない魚にも出会えるのは、世界最大の築地市場ならでは。


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⑤お正月用の食材もたくさん

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市場は「旬」を売る空間。これからの季節は、カズノコやタコなどお正月用の品揃えが充実してくる。ひとつのものでも、産地や品質によって値段はさまざまなので、相談しながら買うのも楽しいだろう。


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⑥ターレや大八車に気をつけて

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場内、場外を問わず、築地周辺では、荷運び用のターレや大八車がかなりのスピードで走り回っている。プロの仕事場にお邪魔させてもらっている気持ちを忘れず、気をつかいながら、気をつけて歩こう。


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⑦市場グルメは「空いてる名店」を探せ

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買い出しついでのお楽しみは、何はともあれ「市場グルメ」。しかし、一部のお寿司屋さんなど、人気店はつねに長蛇の列。しらべぇ既報のような「行列しない美味い店」を探しておくといいかもしれない。

(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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