【ドクター中松・86歳】最後(?)の衆院選で吠える! アベノミクスを一刀両断

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第47回衆議院選挙の開票が始まった。争点が見えづらく、いまいち盛り上がりに欠いた今回の衆院選だが、テレビの報道特番では、さっそく出口調査の結果が発表され、与党の圧勝が伝えられている。

そんな中でしらべぇ編集部が注目したのは、東京5区(目黒区・世田谷区の一部)から立候補した、ドクター中松候補だ。

ドクター中松。本名、中松義郎。86歳。東大を卒業し、「灯油ポンプ」や「フライングシューズ」など、3000件以上の発明で知られる発明家。2005年には「イグノーベル賞」を受賞している。

1991年の東京都知事選に始まり、今回の衆院選まで14回も立候補を重ねた理由はなんなのか? 86歳で「末期がん闘病中」であることを公表しながら、なぜ闘うのか?

しらべぇ編集部では、選挙活動終了直後に「ドクター中松ハウス」にて、独占インタビューに成功した。

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Q.今回の選挙戦の手応えは?

ドクター:今まで14回の立候補で経験したことがないほど、幅広い層から応援してもらいました。選挙活動が終わって、選挙カーで事務所に戻る間にも、街を歩く人から手を振ってもらったほど。

お子さんや若いきれいな女性が、ご自分から「ツーショットを撮ってください!」と声をかけてくれました。

Q.この年齢で、しかも「末期がん」「余命1年」という状況でも闘う理由は?

ドクター:選挙の前に、「治療に専念したら?」という声もたしかにありました。でも、がん患者は、現在多くの問題に囲まれています。

がん患者である私が、自ら先頭に立って「がん撲滅法」をつくりたかった。ベッドで寝ているわけには、いかなかったのです。

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Q.体調的に、選挙戦は辛かったのでは?

ドクター:がんにいちばん良くないのは「寒さ」です。免疫力を上げるために、体をいつも温めておかないといけない。でも、選挙運動は寒風吹きすさぶ街頭で、選挙カーに中にもすきま風が入ってくる。死期を早めるようなことをやりました(笑)

それに打ち勝てたのは、毎日筋トレをして体を鍛えていたこと。あとは、強い心でしょうか。

Q.今の政治や与党に言いたいことは?

ドクター:先日、日本国債が格下げになりましたが、日本の価値が下がる大きな問題です。誰が考えたって、政治の責任。そんな状況なのに、歳入と歳出のバランスを考えずにめちゃくちゃな財政赤字をつくった。このままだと、国がつぶれて、国民が路頭に迷うでしょう。

従来の政治家ではダメで、「発明」「イノベーション」が必要なのです。

Q.今回がドクターにとって「最後の選挙戦」になりますか?

ドクター:もし来年末に死ななかったら…当然いくつになっても、立候補や政治活動は続けていきたい


開票速報では苦戦が伝えられているが、ぜひ病気を乗り越えて、史上最高齢国会議員(現在の記録は「憲政の神様」尾崎行雄の94歳)という「発明」にも期待したいところだ。

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■選挙事務所となっていた「ドクター中松ハウス」には例のブツも

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(取材・文/しらべぇ編集部・タカハシマコト

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