テスト前になぜか部屋を片付けたくなるのは29.7%!20代、30代が多すぎな結果に
2014/11/09 10:30
学生時代に誰もが経験したテスト勉強。「今回こそは!」と意気込んで、自分の部屋にこもり、机に向かう…。ふと、集中が切れたときに改めて自分の部屋を見渡すと、「あ、コレあの人から借りたマンガじゃん。すっかり忘れてた」、「そういえば、このポスターいつから貼ってたっけ? 新しいやつに張り替えようかな…」など、勉強とは全く関係のないことばかりが頭をよぎることも。
普段は気にもとめないことなのに、テスト勉強をしなければならないときに限って、妙に気になってしまうという経験がある人もいるのでは?
そこで今回しらべぇ編集部では、20代から60代の男女1500人を対象にこんなアンケートをとってみました。以下をご覧ください。
【テスト前はなぜか部屋を片付けたくなる】
はい: 29.7%
いいえ: 70.3%
このように、「テスト前に部屋を片付けたくなる衝動に駆られる人」は29.7%という結果になりました。筆者としては、誰もが共感できる“テストあるある”のような質問なのではないかと思っていましたが、「はい」と回答した人は全体の3分の1以下にとどまりました。
次にアンケート結果を年代別に細かく見てみると、部屋を片付けたくなる人の割合は20代:41.7%、30代:42.7%と若い年代が目立って高いということが判明しました。
アンケート回答者からは、「テスト勉強が余裕という訳ではないが、やらなきゃ気が済まないときがある。片付け終わると達成感があるけど、翌日のテストは案の定…って感じです(笑)」(男性20代)というような声もあり、うまくいかないテスト勉強とは違う部分で、達成感を得ようとしていることが大きな要因だと言えそうです。「最近の若者は…」と上の世代から言われてしまいそうな結果となりましたね…。
この行為について調べてみると、実は心理学に基づいた要因があることがわかりました。社会心理学の分野では、このような行動パターンを「セルフハンディキャッピング」と呼んでいるとか。目前に控えた課題に対して、自信を持てないときに起こりやすい行動だそう。現実逃避の一種ですかね…。
しかし、部屋の片付けをすれば、きっと頭の中も整理されてスッキリするという可能性もなきにしもあらずなのでは…。そう信じて筆者は、とりあえず録り貯めていた映画をブルーレイに落としてスッキリさせてから、溜まった仕事に取りかかろうと思います。決して現実逃避ではありませんよ!
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年10月17日(金)~10月21日(火)
対象:全国20代~60代 男女計1500名
(文/しらべぇ編集部・八木彩香)
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