暴力性感じさせるライブでの「みんな肩組んで!」 嫌がる女性陣の理由に納得

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CDの売り上げ枚数が落ち込み、音楽市場のあり方に変化がもたらされている昨今。最近では、CDをはじめとしたソフトの販売よりもライブやグッズの販売収入が重要視されているという声を耳にしたことのある方も少なくないでしょう。

ライブにおける何よりの価値は、プレイヤーで聴いたときには体験できない「場の一体感」や「雰囲気」にあると言われます。観客がかけ声をかけたり、肩を組んだりする光景は、その代表的な例と言えるでしょう。

こうしたライブ特有の光景についての以下のアンケート結果をご覧下さい。

【質問】
イベントやライブで「みんなとなりの人と肩を組んでくださーい!」と唐突に指示されることに暴力性を感じますか?

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・暴力性を感じる:41.3%
・何も感じない:58.7%

いわゆる「肩組み」指示に暴力性を感じる人は、40%超にも及びます。場の一体感をつくりだす「肩組み」のどこに「暴力性」が宿っているのでしょうか?

回答者にその理由を聞いてみました。今回はその声の一部をご紹介します。

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■一方的な指示に暴力性を感じる!

「私はアーティストの曲を聴きにコンサートに行くのであって、彼ら(アーティスト)が押し付ける一方的な『連帯感』や『一体感』に動員されるつもりはない。そんな私に『肩が組めないなら来るな』と言われたとしたらそれはおかしな理屈です」(60代・男性)

「過剰な愛校心を持つ人が多い大学に通っていたときにイヤな思いをしたことがある。応援団の指示(命令)によって校歌を歌うときに肩を組まされた。それをバンカラとか愛校心の現れという人がいたが、ぜったい見誤っていると思う」(30代・男性)

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■女性にとって「肩組み」はしんどい!

「隣りの人が汗をかいた男の人で、正直肩を組みたくありませんでしたが、その場の空気で組まざるを得なかったのはツラい体験でした」(20代・女性)

「肩を組むことすらイヤなのに、さらに左右に揺れたらもう最悪。大抵、左右の動きが合わなくなって両側から引っ張られることになります。女子にはアレ、けっこうツラいです」(30代・女性)

「ライブもそうですがカラオケでもやめてほしい。女性にとっては、両隣の人と身長差があるし、強く引っ張られるしで苦痛以外の何物でもないです。肩を組む相手を選ばせてもらえれば話しは別ですが、そんなのまずムリ。『イヤなら断れ』などという単純な話しでもないです」(20代・女性)

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■肩組みを恐れる人への配慮が必要との声も

ライブにおける「肩組み」について、「痛い」「怖い」という女性からの意見が目立ちました。たしかに、興奮した状況のライブ会場では、力の加減がわからずに肩組みをしてしまう観客が出てきてもおかしくないですよね。

また、「なにも感じない」と回答した方の中でも、「肩組みは構わないが、組みたくない人は別の場所に座らせるなどの配慮が必要」と答える方がいました。ライブやカラオケでの肩組みは、メンバーを見てから提案したり、肩を組む人と組まない人の席を分けるなど、参加者ごとに最高に楽しめる場を準備しておくことががもっとも望ましいことかもしれません。

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 男女ユーザー計1500名より抽出

(文/しらべぇ編集部

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Sirabee編集部

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